2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of novel animal models for late onset Alzheimer's disease and body fluid omics analysis
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22K10503
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
茅野 光範 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (20590095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越本 知大 宮崎大学, フロンティア科学総合研究センター, 教授 (70295210)
室井 喜景 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (80552760)
渡部 浩之 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (90608621)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | CRISPR/Cas9 / 環境負荷 / 睡眠障害 / 自然交配 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、以下の3つの内容に取り組んだ。主に今後の土台となる作業を行った。 1) 繁殖:まずは個体数確保のため自然交配により繁殖を行い、現在も継続している。 2) 環境負荷:研究実施当初は環境負荷として「食べ過ぎ」(高糖質等)を主に想定していたが、これに加えて、「寝不足」も強い環境負荷になり得る。本研究の対象齧歯類においても睡眠研究が盛んであり、この調査と今後の実験案の精査に取り組んだ。 3) ゲノム編集:CRISPR/Cas9系を用いたゲノム編集を計画しており、マウス・ラットにおけるCRISPR/Cas9系を用いたアミロイド配列のヒト化およびPSEN1遺伝子の変異(家族性アルツハイマー病の変異)の先行研究を見つけ、対象齧歯類の配列もアメリカ国立生物工学情報センター(NCBI)から入手し、マウス・ラットの配列と比較している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定より繁殖に時間がかかった。雌雄のペアを適切に替える等の工夫が必要だと思われる。また、研究開始当初の想定よりも環境要因(寝不足)の影響の調査に時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度以降は、まず、以下の4つに取り組む。 1) 今後の実験のために、自家繁殖を続けるとともに、外部からの新たな個体の導入も検討する。 2) 対象齧歯類の睡眠状況を知るための実験を計画している。また、それがどのような介入で継続的に崩れるのかを検討する。 3) 対象齧歯類のgRNA等の設計をして、ゲノム編集の準備を万全にする。 4) 繰り返し採血に耐えうる末梢血採血方法を検討する。
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Causes of Carryover |
実験計画が多少遅れているため、今年度の予算(試薬類の購入分等)に余りがあった。次年度使用額は、今年度予定していた試薬類の購入費等に充てる。
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