2022 Fiscal Year Research-status Report
Study on the process of carcinogenesis by HPV infection comparing pharynx and cervix
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22K10506
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
関根 正幸 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70345502)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植木 雄志 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10727564)
工藤 梨沙 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (30752787)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | HPV感染 / 子宮頸癌 / 中咽頭癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
「咽頭と子宮頸部で、HPV感染に続く異型細胞から癌化へのプロセスにどのような違いがあるのか?」という「問い」に対して、健常人を対象にした大規模なHPV感染状況の調査を行い、病理細胞診とHPV E6/E7遺伝子発現解析を併せて行うことで、中咽頭癌に対する二次予防を提唱する基礎データを得ることを目標としている。具体的には、①健常人における子宮頸部と咽頭のHPV感染型プロファイルの違い、②子宮頸部と咽頭のハイリスクHPV感染陽性者にて、HPVゲノムの宿主細胞への組み込み(E6/E7 mRNA発現)と異型細胞の出現頻度に違いがあるかどうか、③咽頭HPV感染と性的活動性、飲酒・喫煙の相関、を解析する予定である。 コロナ渦のためうがい液を用いた検体収集が予定通りに進まず苦慮している。これまでに子宮頸癌検診受診者122人でHPV感染を調べ、子宮頸部20人、咽頭1人がHPV陽性を示し、子宮頸部と咽頭の重複感染は認めていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため、うがい液を用いた検体収集が予定通りに進んでいない。
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Strategy for Future Research Activity |
協力施設を拡大し、新潟市子宮頸がん検診受診者での検体採取を促進する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため症例集積が進まず、検査費用が次年度繰越となった。
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Research Products
(2 results)