2022 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of fetal growth restriction cases in stillbirths and recommendations to reduce stillbirths
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22K10524
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
所 伸介 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (20613475)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 健太郎 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (20163256)
越田 繁樹 滋賀医科大学, 医学部, 特任講師 (70372547)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 胎児発育不全 / 事前診断率 / 診断支援ツール |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度の検討として、FGRに関する検討が挙げられる。 まず、2007年から2016年までの滋賀県におけるすべての死産症例について、多胎、妊娠週数不明または妊娠週数22週未満の出産、致死性障害を除外基準として検討した。FGRの定義は妊娠週数に対する推定胎児体重のZスコア<-1.5標準偏差(SD)とした。 その結果、死産429例中、FGRと診断されるべきであった死産は94例であった。37例は妊娠管理中に同定されていた(事前診断率は39%)。ここで、Zスコア=-2.5SDで症例を分割すると、51例が-2.5SD未満であった。これらZスコアが-2.5SD未満の51例中28例(診断率55%)がFGRであると事前診断された一方で、Zスコアが-2.5SD以上の43例中FGRと事前に診断されたのはわずか9例(診断率21%)であった(p=0.002)。さらにZスコアが-2.5SD未満の症例におけるFGRの事前診断率については、妊娠28週以降で21例中16例(76%)であったのに対し、妊娠28週未満では30例中12例(40%)に過ぎなかった。(p=0.023)。以上のことから、本症例で検討した死産に至るFGRにおけるFGRの事前診断率は全体で約40%であり、その診断率はZスコアが-2.5SD未満で有意に高くなっていた。また、これらのより小さなFGR症例では妊娠週数が28週以降で有意に事前診断率が高くなることが明らかとなった。 上記の成果については国際雑誌に投稿済みである。 さらに現在はFGR診断支援ツールに関して妊婦向けアプリケーションを開発している業者にアドイン機能として組み込みを出来ないか否かの問い合わせし協業中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
FGRの死産症例に関する検討はほぼ順調に進行し、一定の成果が得られたと考えられる。 今後の診断支援ツールの開発・頒布についてはアプリケーション開発業者との協業が必要であり、スケジュール管理には注意を要する。
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Strategy for Future Research Activity |
FGRの診断支援ツールの開発・頒布について、協業業者との情報共有、スケジュール管理を推進していく必要がある。
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Research Products
(1 results)