2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K10539
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
石崎 昌夫 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10184516)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
櫻井 勝 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90397216)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 職業性ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、職業性ストレス変化が耐糖能へ及ぼす影響を明らかにするため、同一事業場を対象にして実施した時期が異なる2つの後ろ向きコホート研究計画である。1st研究は、1996年度をスタートとして2002年度の変化を考慮しながら2007年度までの健康診断結果を検討する。2nd研究は、2007年度をスタートとして2012年度の変化を考慮しながら2020年度までの健康診断結果を検討する。 データ取得前に、金沢医科大学倫理審査を2022年9月に審査を終了した。次に、対象事業所所長および安全衛生委員会での承認を得るとともに、その後事業場イントラネットに研究概要および研究への自由参加の保証記述を載せ従業員への周知徹底を図った(研究終了まで掲示予定)。 それぞれの職業性ストレス調査回答者は、1996年度--7301名(男性4589名、女性2709名、性不明 3名)、2002年度--7057名(男性 4520名、女性2534名、性不明3名)、2007年度--7062名(現在のところ詳細は不明)、2012年度--7475名(男性 4963名、女性2512名)であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象事業場における2022年4月からの個人情報取り扱い規則の変更により、匿名化がなされていても研究者に健康診断データを直接提供しないこととなった。 しかし、その後、匿名化された健康診断結果データベース構築は研究者ではなく事業場責任で行うことと、事業場が貸与したPC内での解析は認められることになり、2023年度中から解析可能予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
事業場が構築したデータベースを利用し、当初の計画通り、1996年から2007年度までと2007年度から2020年度までの後ろ向きコホート研究を行う予定である。 なお、当初予定していた、対象期間の従業員から事業場に提出された診断書(1週間以上の疾病欠勤)の取得は、事業場個人情報規則変更のため困難になったため、職業性ストレスアンケート内容の既往歴・現病歴を代わりに使用することにする。
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Causes of Carryover |
コロナ渦のため、2022年度は対象事業場へ直接出向いての研究打合せが出来ず、未使用額が生じた。2023年度は可能と考えられ、旅費が発生する。また、対象事業場内での健康診断結果データベース構築に委託費用が発生する。
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