2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K10539
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
石崎 昌夫 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10184516)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森河 裕子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)
櫻井 勝 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90397216)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 職業性ストレス / 耐糖能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、職業性ストレス変化が耐糖能へ及ぼす影響を明らかにするため、同一事業場を対象にして実施した時期が異なる2つの後ろ向きコホート研究計画である。 1st研究は、1996年度の職業性ストレス調査結果をスタートとして2002年度までの健康診断結果(血糖・HbA1cなど)の変化を観察する(ア)。さらに1996年度と2002年度を比較した職業性ストレス変化を考慮に入れ、2002年度から2012年度までの健康診断結果を検討する(イ)。同様に、2nd研究は、2007年度の職業性ストレス調査結果をスタートとして2012年度までの健康診断結果(血糖・HbA1cなど)の変化を観察する(ウ)。さらに2007年度と2012年度の比較での職業性ストレス変化を考慮しながら、2012年度から2020年度までの健康診断結果を検討する(エ)。 各個人の職業性ストレス調査結果と健康診断結果をマッチングさせたデータベース構築を対象事業場の担当部門に委託をした(会社規定により、研究者は生データに直接触れることができないため)。その結果、解析集団の人数および基礎的な属性に関して、職業性ストレス調査結果があり、かつ指定した期間で一度でも健康診断結果があった者は、(ア)5705名 年齢39.5±10.6歳 (男3672名、女2033名)、(イ)4761名 年齢45.3±9.1歳 (男3075名、女1686名)、(ウ)5527名 年齢43.0±11.6歳 (男3695名、女1832名)、(エ)4568名 年齢46.4±10.4歳(男2978名、女1590名)であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
対象事業場から提供されたデータの中に、HbA1c値などが一部欠落しているデータが認められたため、現在、その事業場の担当者とともにデータベースの再構築を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
事業場で再構築したデータベースを利用し、当初の計画通り、1996年から2007年度までと2007年度から2020年度までの後ろ向きコホート研究を行う予定である。 なお、対象事業場および各対象者からのデータ利用の同意撤回はなかった。
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Causes of Carryover |
データベース未完成のため、データ解析時に生じるコンピューター関連消耗品やコピー用紙などの経費が予想より少なかったため未使用額が生じた。次年度は、データベース構築後のデータ解析による消耗品や、データベース再構築とデータ利用の打合せ、および進捗状況説明のため対象事業場への旅費が必要となる。
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