2022 Fiscal Year Research-status Report
看護教員がグローバル化教育を行うための支援に関する調査研究
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22K10627
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
近藤 暁子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (70555424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成瀬 和子 東京医科大学, 医学部, 教授 (70307122)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 異文化間感受性能力 / グローバル化 / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
グローバル化が急速に進む中で在日外国人が増加し、看護教育においても国内外でグローバルに活躍できる人材の育成が求められている。しかし、我が国においては国際看護学を担当できる教員の不足、一部の英語のできる教員に海外研修などの国際化教育を依存する傾向が続いている。医学部の教員は一定期間海外での研修を行っている場合が多いが、看護の教員においてはどの程度海外での研修経験があるか明らかではなく、英語や国際化に抵抗を持ち、看護学生へのグローバル化に対する教育に戸惑いを感じている者が少なからずいる。そこで本研究は(1)日本の看護教員を対象としてグローバル化教育に対する意識やグローバル化教育を行う上での必要な支援について明らかにする、(2)日本を含む世界の看護教員を対象として海外での研修経験、異文化コンピテンス、実施している異文化教育について調査し各国と比較し、今後看護におけるグローバル化教育を発展させるための基礎資料とする。 2022年度は対象となる大学と教員を検討し研究計画書を作成した。英語圏の大学のみならず、日本と文化的に類似している中国の教員も対象とすることとし、異文化間感受性能力尺度の中国語版を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
異文化間感受性能力尺度はもともと英語で作成されており、日本語版は信頼性・妥当性が検証されている。しかし、中国語版は信頼性・妥当性が検証されているものがないため、新たに作成した。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に英語圏の国のトップクラスの大学、日本および中国のトップクラスの大学に所属する看護教員を対象とし、オンラインによる調査を行い、分析する。 2023年度には学会発表および論文発表を目指す。
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Causes of Carryover |
2022年度は研究計画書を作成していたため、経費がほとんどかからなかった。2023年度は調査を行うため、参加者の謝礼などに使用予定である。
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