2022 Fiscal Year Research-status Report
シミュレーションを軸とした臨地実習に代わる看護実習プログラムの開発
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22K10661
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Research Institution | Seitoku University |
Principal Investigator |
高山 詩穂 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (00625999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水戸 美津子 聖徳大学, 看護学部, 教授 (50157559)
高木 初子 聖徳大学, 看護学部, 教授 (30279913)
末永 香 聖徳大学, 看護学部, 教授 (40341870)
小林 れい子 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (90586067)
滝 恵津 聖徳大学, 看護学部, 講師 (70626001)
山田 恵子 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (20734552)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 臨地実習 / コロナ禍 / 看護学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、「臨地で直接体験することが効果的な実習内容」「臨地での体験の代替が可能な実習内容」を明らかにすることを目的とし、看護系大学の教員を対象とした質問紙調査および半構造化インタビューを実施する計画であった。しかし、現在、コロナ禍における実習について、学会報告や論文等が発表されてきている。竹村(2022)は、コロナ禍での実習形態別学習効果を検討し、【患者と対面】での実習形態において、患者と直接かかわることで、「さまざまな立場の人々と関係を作り、それを維持する行動」等、対象者との関係性による学びがあると述べている。宇野ら(2022)も、「臨床における患者との相互関係の構築や感動を味わうことの欠如が浮き彫りになった」と、患者との関係性の中での学びの難しさを報告している。一方、学内実習においては、落ち着いて集中的に学べることや、くり返し重点的に学べること、十分な時間をかけて理解を促進できること等の利点が報告されている文献が複数ある。これらの文献をさらにレビューして整理し、臨地実習での学び、学内実習での学びについて整理することから始めることとした。 研究の進捗は遅れている。上記に書いたように、臨地実習および学内(オンラインを含む)実習での学びについて、文献レビューを実施する予定である。文献レビューから、すでに明らかになっていることをふまえ、質問紙調査を作成・インタビューの実施に進む予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
「臨地で直接体験することが効果的な実習内容」「臨地での体験の代替が可能な実習内容」を明らかにすることを目的としているが、2021~2022年にかけて学会や論文等で発表され始めていることから、文献レビュー行い、整理することによって、質問紙調査やインタビューを実施することが必要であると考えたため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、コロナ禍における臨地実習および代替として実施された学内実習やオンライン実習の成果や工夫に関する文献を調査する。 その上で、すでに明らかになっていることを踏まえ、質問紙調査を作成・インタビューの実施に進む予定である。
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Causes of Carryover |
質問紙調査を作成するにあたり、文献調査を進めているが、2021~2022年度に発表された論文が多数あり、本研究との関連性も高いため、まずは文献レビューから実施することとしたため、研究の進捗が遅れたため、次年度使用額が生じた。 令和5年度は、コロナ禍での臨地実習と学内実習について書かれた文献レビューを実施し、「臨地で直接体験することが効果的な学習内容」「臨地での体験の代替が可能な実習内容」に関連した内容を整理する。その上で、質問紙調査の作成・実施、インタビュー調査の実施を予定している。そのため、質問紙調査の印刷、郵送費、および、インタビュー実施時の交通費、謝礼、テープ起こし等に関して使用予定である。
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