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2022 Fiscal Year Research-status Report

パンデミックにおける看護師の精神的健康のためのセルフケアとラインケア

Research Project

Project/Area Number 22K10678
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

秋山 美紀  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (10434432)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菅原 大地  筑波大学, 人間系, 助教 (10826720)
吉野 優香  立正大学, 心理学部, 特任講師 (10883746)
鈴木 康美  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (70781285)
井上 彰臣  産業医科大学, IR推進センター, 准教授 (70619767)
近藤 浩子  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (40234950)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2027-03-31
Keywordsウェルビーイング / セルフ・コンパッション / 感謝 / パンデミック / 看護師
Outline of Annual Research Achievements

看護師を対象とした「感謝の介入」のレビューを行い、その結果を、日本看護科学学会にて発表した。
文献検討の目的は、看護職を対象とした感謝の介入に関する研究動向を知り、感謝の介入が看護職に対してどのような効果が期待できるか考察することである。
CINAHL, MEDLINE, PsycINFO, PubMedを用いて、gratitude intervention, nurseのキーワードで検索した。CINAHL 5本, MEDLINE 2本, PsycINFO 2本, PubMed 67本がヒットした。そのうち、重複するもの、原著論文ではないもの、総説・会議録であるもの、対象が看護職ではないもの、介入研究ではないものを除き、計8本を分析対象とした。分析は介入方法に焦点を当てて行った。
その結果、介入方法としては、感謝の日記4件、感謝の瞑想2件、感謝を示す1件、GRACEプログラム1件が見られた。特に感謝の日記は採用数も多く、その簡便さにおいて非常に有益であることがそれぞれの研究で示唆されていた。看護職のウェルビーイングを高めたり、バーンアウトを低下させる要因の一つとして「感謝」の存在が明らかになった。よって、看護職の心の健康のために、感謝を交えた介入の効果が期待される。 感謝は日常に見られるポジティブ感情なので、介入方法としては負担が少ないものであると考えられる。欧米で行われている感謝の介入を、わが国の実情に即してカスタマイズし、感謝の日記のような簡便な介入方法を用いたプログラムの作成が望まれると考察した。
次年度は、本レビューを基に、介入方法について検討していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

わが国の状況に即した介入方法を探求するのに、欧米での介入方法をレビューして研究動向を把握することは大切である。それを学会にて発表できたのはよかった。

Strategy for Future Research Activity

今後は、欧米で行われている感謝の介入を、わが国の実情に即してカスタマイズし、感謝の日記のような簡便な介入方法を用いたプログラムの作成をし、介入の実施につなげたい。

Causes of Carryover

学会発表に際し、共同研究者を含み、旅費を見込んでいたが、オンラインでの発表だったので、余剰が生じた。次年度以降は、徐々に現地開催も増えてきているので、次年度に使用したいと思っている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 看護師を対象とした「感謝の介入」の文献検討2022

    • Author(s)
      秋山 美紀、吉野 優香、鈴木 康美、小川 千恵子、木村 諭志、江口 のぞみ、森田 牧子、北島 裕子
    • Organizer
      日本看護科学学会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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