2022 Fiscal Year Research-status Report
2週間の排便日誌から排便パターンを分類する新しい看護アセスメント方法の確立
Project/Area Number |
22K10679
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
加藤木 真史 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (70521433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 京里 静岡県立大学, 看護学部, 講師 (70385467)
栗田 愛 人間環境大学, 看護学部, 講師 (50759149)
菅原 啓太 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (60733615)
長島 俊輔 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (80826503)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 排便日誌 / 排便パターン / アセスメント / アプリケーション開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
下痢、便秘に代表される排便困難は、病者の日常生活において気がかりになる症状である。便秘から下痢までを含む排便困難を、客観的指標のみでアセスメントできるツールがないという課題に対し、我々は、2週間の排便記録からフローチャートで排便パターンを分類する新しいアセスメント方法を開発した。本研究課題の目的は、このアセスメント方法を臨床に適用した場合の患者・看護師への効果を明らかにすることであり、研究方法は、①排便記録の記録・集計と排便パターンの分類を自動化するアプリケーションの開発、②効果検証に向けた測定指標・測定方略の検討、③排便記録のみを使用する排便管理との比較から、本アセスメントツールの有用性を検証する介入研究の3段階を予定している。 2022年度は①排便記録の記録・集計と排便パターンの分類を自動化するアプリケーションの開発に取り組んだ。現在、本アセスメントツールは様々な視点から妥当性と信頼性が確認されているが、排便日誌の集計の煩雑さと不慣れなために起こり得る分類の誤りから、臨床現場では作業が煩雑となりアセスメントが不正確になる可能性がある。そこで、排便記録の記録・集計とフローチャートでのアセスメントを自動化(アプリケーション化)することでその問題を解決し、臨床現場での適応について検証する方針である。 排便日誌アプリケーション開発委託業者を公募型プロポーザル方式で広く募集し、提出された企画提案書等の審査により1社に決定した。その後、開発担当者とのミーティングを重ね、設計、設計レビュー、デザイン作成、デザインレビューの工程を進めた。今後は、実装・テストの工程を経て2023年4月末に排便日誌アプリケーションの開発が完了する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
排便日誌アプリケーション開発委託業者の選定に公募型プロポーザル方式を採用し、所属機関内での手続きや、公募開始から委託業者決定までのプロセスに時間を要したことから、排便日誌アプリケーションの納品が年度内に完了しなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
排便日誌アプリケーションの試用を経て、研究②効果検証に向けた測定指標・測定方略の検討、研究③本アセスメントツールの有用性を検証する介入研究を進める予定である。
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Causes of Carryover |
排便日誌アプリケーション開発業務委託費の支払いが年度内に完了しなかったため次年度使用額が生じた。アプリケーション開発業務委託費、運用保守費として使用予定である。
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