2023 Fiscal Year Research-status Report
最適な看護師のフォロワーシップタイプバランスの解明と成果変数への影響に関する研究
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22K10696
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
西之坊 穂 摂南大学, 経営学部, 准教授 (80780163)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | リーダーシップ / フォロワーシップ / 看護師 / 交互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、2023年2月に実施した調査で得られた273件のデータを分析した。本研究の目的は、「解決志向マネジメント」および「リーダーの心理的資本」がフォロワーシップに影響を及ぼす影響を検討するためである。本研究を行った理由は、フォロワーシップの先行変数に関する研究が結果変数に関する研究蓄積が足りていない状況だからである。分析の結果、「解決志向マネジメント」および「リーダーの心理的資本」それぞれがフォロワーシップに正の影響を及ぼしていた。 以上の経緯から、2024年度は上記変数を踏まえた、看護師長のリーダーシップと看護師フォロワーシップの交互作用が成果変数である職務満足および離職率などへの影響について検証を試みる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度の進捗状況は以下の通りである。 (1)2022年度に実施したアンケート調査のデータを用いて、解決志向マネジメントとフォロワーシップの関係を分析した結果を、InPACT2024において発表した(口頭発表)。また、研究内容を投稿し、Journal of Solution Focused Practices Vol.8, Issue 1に掲載された(国際学会)。 (2)続いて、同上のデータを用いてConveyed PsyCapとフォロワーシップの関係を分析した結果を、日本ビジネス・マネジメント学会第18回大会で発表し(口頭発表)、ICP2024で発表する(ポスター発表)予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、新たなデータを回収するためアンケート調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
海外でサバティカル中で、日本の病院の看護師へのインタビュー調査等が進捗できないため。
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