2022 Fiscal Year Research-status Report
看護学生の批判的思考が道徳的感受性に与える影響-道徳的感受性育成プログラムの開発
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22K10720
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Research Institution | Nagoya University of Arts and Sciences |
Principal Investigator |
滝沢 美世志 名古屋学芸大学, 看護学部, 講師 (20736269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 勝正 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 教授 (60194156)
前田 樹海 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (80291574)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 道徳的感受性 / 批判的思考能力 / 看護学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、分析力と適切な基準に基づく判断を必要とする批判的思考能力が、道徳的な問題を洞察し同定する道徳的感受性と関連する要因の一つになるのではないかと考え、まだ明らかにされていない両者の関係を探り、批判的思考能力の向上を基盤とする道徳的感受性の向上のための教育法を構築することを目的として進めている。 2022年度は、調査実施に向けて研究計画の確認、批判的思考態度尺度の開発者に尺度の使用許可を得た。また、調査遂行に向けた倫理申請のための準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は、看護学生を対象として道徳的感受性と批判的思考の関連性を明らかにするための質問紙調査を行う予定であった。しかし、倫理申請書類の作成にとどまった。そのため、計画よりやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は看護学生を対象とした道徳的感受性と批判的思考を測定するための質問紙調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
(理由)コロナ禍により予算執行の遅れが生じている。具体的には、質問紙調査の実施が遅れているため、調査に必要な調査依頼書、および質問紙の印刷、配布回収のための予算が執行されていないこと、また、質問紙から得られたデータ解析のためのSPSSソフトの予算執行がされていないためである。 (使用計画)2023年度は、質問紙調査を行う予定である。また、得られたデータの解析をするために、SPSSソフトを購入する予定である。また、国内・国際学会についても、オンライン参加が主流となり、当初計画通りの旅費等が発生しなかった。これらについては2023年度に国際学会に参加し、関連研究について成果発表することが決定しているため、執行する予定である。
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