2023 Fiscal Year Research-status Report
「学習者中心の教育」を実現する採血技術学習プログラムの開発と評価
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22K10732
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
新村 洋未 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70315703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 政枝 横浜市立大学, 医学部, 教授 (30363914)
青森 広美 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40813332)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 看護技術教育 / 学習者中心の教育 / 採血技術 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、『学習者中心の教育』の実現を重視した看護技術学習プログラムを開発し、評価することである。『学習者中心の教育』とは、学習者が中心となって学ぶことに価値をおき、学習者が自らの課題、目標を定め、自らのペースで学習し、その成果を自ら評価することを重視する学習モデルのことである。学習者の能動性を重視する教育には、足場かけやリフレクションなどの要素を組み込む事前の綿密な授業設計が必須である。 そこで、2022~2023年度は学習者にとって習得が困難かつ学習機会が制限される採血に焦点をあて、採血技術の知識と技能、技術習得の学び方の習得を目標とした学習プログラム作成を行った。学習者が能動的に学習に取り組むことができるための要素として、「事前オリエンテーション」および「思考のアウトプット」に着目し、これらの要素を組み入れるタイミング、具体的なオリエンテーションの構成と方法、思考のアウトプットの構成と方法など、これまでの教育実践での成果と理論的裏付けを踏まえて研究者間で検討を重ねた。 また開発したプログラムの有効性を客観的に検証するため、当初計画の一群事前事後研究デザインから比較対象研究デザインへの研究デザインの見直し、主要評価と副次評価項目の設定を行った。 このように、学習者の能動性を引き出しながら看護技術の知識・技術・態度の獲得が可能であり、かつ他の看護技術に応用可能、評価可能な学習プログラムの作成および評価方法の設定に向けた検討をしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
『学習者中心の教育』を実現する採血技術学習プログラムの作成においては、学習者自身の能動性を引き出すための介入の方法と時期の設定が重要である。プログラム作成の過程において、現在の教育実践における対象者の反応を踏まえて、より効果的な介入について研究者間で検討を重ねている。教育活動の多忙もあり当初の計画より進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、データ収集、データ分析、論文作成を行う予定である。全体の進行が遅れているため、エフォート率を上げて取り組む。
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Causes of Carryover |
当初データ収集にかかる支出を予定していたが、学習プログラムの作成が遅れ、データ収集に着手できていない。そのため、次年度使用額が生じることになった。2024年度はデータ収集を開始する計画であり、物品費、被験者謝金など使用を予定している。
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