2023 Fiscal Year Research-status Report
ポストコロナの「対話の力」に焦点をあてたICTを活用した精神看護学教育プログラム
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22K10739
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
濱田 由紀 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (00307654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田代 真利子 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (20883127)
舞弓 京子 久留米大学, 医学部, 准教授 (50352191)
異儀田 はづき 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (70601293)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 精神看護学教育 / ポストコロナ / ICT / 対話 / ピアサポート / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は「ポストコロナの精神看護学教育と学生の対人関係能力に関する教員の認識」を研究課題とするアンケート調査について、倫理委員会の承認を得て、2023年11月~1月に調査を実施した。厚生労働省ホームページ掲載の4年制大学で看護師養成を行っている機関299機関(研究者所属機関を除く)に、各施設2部(予備1部)ずつ計598部を調査依頼を郵送にて配布した。郵送による書面回答数42、オンライン回答数は70、総回答数112件(回収率18.7%)のうち回答が不十分な7件を除外し、有効回答105件(有効回答率17.6%)について分析を行っている。調査結果についてさらに分析をすすめ、次年度学会にて発表し、論文投稿を行う予定である。 2024年6月に開催の日本精神保健看護学会にて「コロナ禍の経験を通して考えるこれからの精神看護学教育」をテーマとするワークショップを開催する予定であり、その内容の企画検討を行った。教員のアンケート調査の結果を提示し、本課題に関心のある教員の意見を聞く機会となることを期待している。 今後ピアサポートによる支え合いや、「対話」に焦点を当てた教育プログラムの作成をする予定であるため、全国ピアスタッフ協会主催の講演会や、シュミレーション教育等の教育方法の研修に参加して、具体的なプログラムの内容の検討を行っている。「対話」に焦点を当てた教育内容の基礎資料として、「対話の視点からみた精神看護学実習のプロセスレコードにおける学生のコミュニケーションの特徴」を研究課題とする研究について倫理審査を受審している段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
教員を対象としたアンケート調査の倫理審査に時間を要したが、調査が終了し分析・成果の公表に向けた作業を進められている。学生のプロセスレコードの分析調査については、倫理審査の受審に時間を要しているが、承認され次第調査ができる準備が整っている。
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Strategy for Future Research Activity |
教員を対象としたアンケート調査の結果について、分析をすすめ、学会発表と論文投稿を行う予定である。教員を対象としたインタビュー調査を予定していたが、アンケート調査の自由記述の質的分析で目的とする内容が得られれば、教育プログラムの検討にすすみたいと考えている。学生のプロセスレコードの分析調査の結果も参考にして、「対話」に焦点をあてたプログラムを作成し、学生の対人関係能力の評価を行えるような研究計画を行っていけたらと考える。
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Causes of Carryover |
研究会議の殆どをオンラインで実施し、研究会議のための旅費を使用する必要がなかったこと、アンケート調査の実施が遅れ、学会発表の旅費の使用が少なかったこと、インタビュー調査を実施していないことによる謝金や旅費の使用がすくなかったことが主な理由である。次年度アンケート調査結果についての学会発表および論文投稿のために使用する計画である。論文執筆のためのパソコンの購入も次年度実施する予定である。
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