2022 Fiscal Year Research-status Report
スタッフ看護師のための「問題解決力向上支援システム」活用モデルの構築
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22K10758
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Research Institution | Gunma Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
服部 美香 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60618320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟島 なをみ 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (00229098)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 問題 / スタッフ看護師 / 克服法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終目標は、病院に就業するスタッフ看護師が直面する問題を自己診断するとともに、診断結果に基づき必要な克服法や受講を望む教育プログラムを選択し、解決に取り組むことを支援するという、スタッフ看護師のための「問題解決力向上支援システム」活用モデルを構築することである。 この実現に向け、今年度は、病院に就業するスタッフ看護師を対象とした質問紙調査を計画していた。具体的には、スタッフ看護師に研究者らが開発した「問題自己診断尺度-スタッフ看護師用-」への回答を依頼し、現在直面している問題の特定を依頼するとともに、問題毎に活用可能な克服法を掲載した資料(活用ガイド(仮))も配付し、その克服法を実施した効果や課題について明らかにする計画であった。 しかし、その活用ガイド(仮)を構成する問題に対する「克服法」が研究的に明らかになっていないため、その研究に数年前より着手している。現在、その成果産出に向けて質的分析を行っている。なお、分析の精度が活用ガイド(仮)の使用のしやすさや活用可能性に影響を及ぼす可能性が高いため、分析は繰り返し行い、慎重に進めたい。 今後、その分析結果を公表するとともに、問題に対する克服法として活用ガイド(仮)に明示する。そして、活用しやすいガイドとなるようレイアウトを工夫し完成させる。また、その使用しやすさや表現のわかりやすさ、克服法の適切性などを専門家会議やパイロットスタディを行って確認する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は、病院に就業するスタッフ看護師を対象とした質問紙調査を計画していた。質問紙には、スタッフ看護師が、現在直面している問題を特定するための尺度とその問題を克服する方法を含める予定であった。このうちの克服法の解明に向けた分析に難航し、質問紙を完成させることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本活用モデルは、科学的方法に基づき構築することを一つの特徴とする。そのため、問題の克服方法を研究的に明らかにすることは、不可欠な過程である。従って、データを丁寧に確認し、日々の目標を立て、分析を継続する。また、月に一度、博士後期課程修了生が集合し、各自が進めている研究について検討する機会があるため、そこに分析過程を提示し、精度の高い成果を産出できるよう努める。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、今年度に計画していた、質問紙調査を実施できず、質問紙(モデル活用ガイド(仮))の作成にとどまったためである。次年度、質問紙を完成させ、調査を実施し、繰り越した金額を使用する。また、翌年度使用額は、教育プログラム作成に向け、学会や研修に参加したり、共同研究者間の会議を定期的に開催したりする必要があるため、旅費や受講料等に使用する予定である。
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