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2022 Fiscal Year Research-status Report

看護系大学の新任助教の能力開発支援システムの評価

Research Project

Project/Area Number 22K10766
Research InstitutionSt. Luke's International University

Principal Investigator

小山田 恭子  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70719252)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 合田 友美  千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (20342298)
青木 美香  北海道科学大学, 保健医療学部, 講師 (20828660)
三浦 友理子  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 講師 (70709493)
渡邉 奈穂  東邦大学, 看護学部, 講師 (70711076)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Keywordsファカルティ・ディベロップメント / 新任助教 / ルーブリック / メンタリング
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は看護系大学の新任助教の能力開発支援プログラム(以下、プログラムとする)を看護系大学に実装することで、その有効性と実用性を検証すること、および新任助教の変容学習のプロセスを記述することである。既存のFD支援ツールを新任助教に焦点化して具体化し、それをメンタリング・プログラムと合わせて実装し評価することにより、新任助教の効果的な能力開発、ひいては看護基礎教育の質向上に寄与することができる。
研究初年度である今年度の目標は、先行研究で作成した「看護系大学の新任助教のための能力開発支援ツール(以下、ツール)」の実装研究にむけて、ツールを活用するためのホームページの作成、およびツールの一部であるメンタリングガイドブックを作成することであった。
ホームページ作成では、研究協力者である新任助教が大学教員としての能力の自己評価をルーブリックを用いて行い、その結果をメンターと共有し今後の能力開発上の課題を共有する一連のプロセスを支援するサイトを立ち上げた。入力のしやすさやアウトプット資料のわかりやすさを研究班で検討し、実装している。現在は、試行調査のためのWEB活用マニュアルの作成に着手している。
また、メンタリングガイドブックも研究分担者の合田が作成したガイドブックを数度の検討のもと修正し最終版の作成を行っているところである。
プログラムの実装研究を行うための基盤となるツールとWEBシステムが整備されたため、2023年度はツールの評価を行うための質問紙を作成する。また、研究協力校をリクルートするための情報発信を関連学会で行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初計画では今年度研究協力校のリクルートまでを行う予定であった。しかし、4月の研究班会議で研究協力大学には一定の準備期間が必要であり、現行の計画では困難が予想されるといった意見を得たことなどから、リクルートの時期を2023年度に変更した。また、WEBシステムの作成にあたり、業者選定に時間がかかり、情報発信の準備が遅れたことにより、進捗は少し遅れている。

Strategy for Future Research Activity

2023年度にWEBページと搭載するコンテンツの完成、質問紙調査のためのシステム整備を終え、学会の交流集会にて参加大学を募集する。実装研究及び新任助教の経験の記述を2024~2025年におこなう。
研究費が予定より少なかったこと、WEBページ作成に予定より費用が掛かったため、FD関連の国際学会で情報発信・情報収集を行えず、最新の研究成果を取り込むことに課題がある

Causes of Carryover

WEBページの作成にあたり、研究計画当初よりも作成する項目が増えたことなどから、作成を委託した業者への支払額が今年度の経費を超える見込みであった。そのため、2023年度の経費の一部を前倒しして請求した。
研究分担者の合田には、メンタリングガイドブックの作成、およびファカルティ・ディベロップメント関連の国際学会に情報収集のための参加経費として分担金は配分したが、コロナの流行があり、渡航が困難であったことから国際学会参加を延期したため、経費の使用がなかった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2022

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 看護系大学の新任助教のための能力開発支援ツールの作成2022

    • Author(s)
      小山田 恭子、野崎 真奈美、中原 るり子
    • Journal Title

      日本看護学教育学会誌

      Volume: 32 Pages: 137~150

    • DOI

      10.51035/jane.32.2-2_137

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] 特集1 新人教員の「困った」を考える 「新人看護教員の能力開発支援システムの評価」の開発に向けて2022

    • Author(s)
      小山田 恭子
    • Journal Title

      看護教育

      Volume: 63 Pages: 564~568

    • DOI

      10.11477/mf.1663201984

URL: 

Published: 2023-12-25  

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