2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a palliative care model for the symptoms and distress of people and their families during disasters.
Project/Area Number |
22K10842
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
原田 奈穂子 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 教授 (70637925)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 災害 / 緩和ケア / DMAT / DPAT / DMORT / 看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
本邦における災害時の重傷者におけるペインコントロールを含めた緩和ケア体制は 整っておらず、患者のみならず臨死期を共にした遺族や災害支援者の苦痛にも繋がっている。本研究では、災害時の救命困難者および家族の苦痛緩和(緩和ケア) の現状と課題を明らかにすることを目的とする。 今年度は・倫理審査を受け承認を受けた。・DMAT・DPAT・DMORTを対象とした質問紙調査の項目抽出および確認作業を行った。・具体的な緩和ケア内容の抽出を目的としたエキスパートパネル実施のための調整を行った。・昨年度行ったレビューに基づいた論文投稿を行った。・COVID19における緩和ケアに関する論文投稿を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理審査を受ける組織が変更になったため、審査を受けるまでに予想以上に時間を要した。また、能登半島地震が発生したため、研究協力者の多くが災害支援に携わることになり協力を得られることが非常に困難になった。そのため、2月の関連学会に合わせて開催予定だったエキスパートパネルを延期せざるを得なくなった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力者への調査協力の依頼を再度調整し、早急にエキスパートパネルを開催することで後れを取り戻す。
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Causes of Carryover |
エキスパートパネルを開催できなかったため予算を計画通りに執行できなかった。エキスパートパネルを開催すれば計画通りに執行できる見通しである。
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