2022 Fiscal Year Research-status Report
二次救急医療機関の救急外来看護師のコンピテンシー評価指標の開発
Project/Area Number |
22K10844
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
菅原 美樹 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (60452992)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 第二次救急医療機関 / 救急外来看護師 / コンピテンシー / 評価指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、二次救急医療機関の救急外来に従事する看護師のコンピテンシー評価指標を開発することである。二次救急医療機関は、わが国の救急医療の重要な役割を担い、24時間365日、地域で発生する救急患者への初期診療を行い、必要に応じて入院治療を行っているが、当番日は約70%の病院で1人の医師が担当しているなど、医師の処遇を含めた救急医療体制の改善が急務となっている。二次救急医療機関の診療体制を充実させる方略のひとつとして、救急外来看護師に必要なコンピテンシーを明らかにした能力育成が重要と考え、本研究に着手した。本研究は、質的・量的アプローチによる順次的研究デザインとし、研究期間内に2段階の研究を実施する予定である。 令和4年度は、第1研究となる二次救急外来を担当する看護師に必要なコンピテンシー項目の抽出を目的とした。医中誌Webとハンドサーチにより、二次救急外来の看護師の実践を記述した国内文献を検索した。結果、約50文献を収集した。現在、該当文献を精読し、内容分析手法を用いて、実践内容をコード化し、コンピテンシー項目を分析・抽出中である。また、二次救急外来看護師のコンピテンシー項目を抽出するにあたり、米国の救急外来看護師の役割や実践を参考資料とするために「Emergency Nursing core curriculum 第7版」を購読中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
収集した50文献の精読と書籍の購読に時間を要しているため、分析に遅れを生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
文献整理とデータの書き起こしにアルバイトを雇用する。また、分析過程において研究協力者との定期的な会議を持つことで対応する。
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Causes of Carryover |
理由:コロナの影響で参加予定であった学会がオンライン開催となったため、計上していた旅費を使用しなかった。 使用計画:次年度は救急外来看護師の実践や役割に関する情報収集目的で学術集会に参加し、第2研究の専門家パネルを検討する。
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