2023 Fiscal Year Research-status Report
二次救急医療機関の救急外来看護師のコンピテンシー評価指標の開発
Project/Area Number |
22K10844
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
菅原 美樹 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (60452992)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 第二次救急医療機関 / 救急外来看護師 / コンピテンシー / 評価指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、二次救急医療機関の診療体制を充実させる方略のひとつとして、救急外来看護師に必要なコンピテンシーを明らかにした能力育成が重要と考え、二次救急医療機関の救急外来に従事する看護師のコンピテンシー評価指標を開発することを目的としている。 令和5年度は、第1研究である二次救急外来を担当する看護師に必要なコンピテンシー項目の抽出を目的とし、国内文献を検索・収集した。現在、該当文献を精読し、実践内容をコード化、サブカテゴリ化し、コンピテンシー項目を抽出中である。分析過程において、抽出したコンピテンシー項目の抽象度が高いと実践内容が反映されにくいため、コンピテンシー項目の表現についても検討中である。 また、抽出したコンピテンシー項目が日本看護協会のラダーが示す実践能力と整合性があるかについても検討しており、日本看護協会のラダーに示されている4つの力「ニーズをとらえる力」「ケアする力」「協働する力」「意思決定を支える力」と整合性があることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
多様な視点からコンピテンシー項目を分析をしているため、時間を要していることと、疾病治療中のため、研究に十分な時間を確保できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
アルバイトの雇用を継続する。分析過程において研究協力者との定期的なオンライン会議を持つことで対応する。
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Causes of Carryover |
理由:疾病治療中に伴う研究の遅れによって第2研究に着手できなかったため、令和5年度に実施予定であった専門家パネルによるフォーカス・グループ・ディスカッションに必要な経費である謝金、旅費が未使用であるため。 使用計画:次年度は、7月末を目途に第1研究を終了し、8月~9月に専門家パネルによるフォーカス・グループ・ディスカッションを実施する。12月~2月に修正デルファイ法による調査の実施を予定する。
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