2023 Fiscal Year Research-status Report
乳がんサバイバーのアドバンス・ケア・プランニング態度尺度の開発と関連要因の検討
Project/Area Number |
22K10852
|
Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
熊田 奈津紀 和洋女子大学, 看護学部, 講師 (50614187)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 真由美 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (40375936)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | アドバンス・ケア・プランニング / がんサバイバー / 乳がん / 態度 / 尺度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は乳がんサバイバーのACPに対する態度を質的記述的に明らかし、乳がんサバイバーのACP態度尺度を開発し、乳がんサバイバーのACP態度と関連要因を検討することを目的としている。研究1:乳がんサバイバーのACP態度の探索、研究2:乳がんサバイバーACP態度尺度の開発と信頼性、妥当性の検証、研究3:乳がんサバイバーACP態度と関連要因の検討の3段階で実施する計画である。 2023年度は、研究1の研究結果の論文化および発表、研究2の尺度開発と信頼性、妥当性の検証の研究計画の倫理審査申請、データ収集を実施した。 研究2の尺度開発では、文献レビューおよび、研究1の研究結果をもとに56項目から成る乳がんサバイバーACP態度尺度原案を作成した。 信頼性妥当性の検証のため、全国の乳がん患者会および、乳がん患者限定のオンラインコミュニティサイトの会員を対象に、再テスト法を用いたWeb上での質問紙調査を実施した。質問紙は基本属性、乳がんサバイバーのACP態度尺度原案、ACP準備性尺度で構成し、3月末時点で225件のデータを収集した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度に実施を計画していた研究2:乳がんサバイバーACP態度尺度の開発と信頼性、妥当性の検証の尺度原案を完成し、信頼性・妥当性検証のためのデータ収集を開始することができたため、概ね順調に進展していると評価した。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、研究2:乳がんサバイバーACP態度尺度の開発と信頼性、妥当性の検証のデータ収集を継続し、収集したデータの分析を行う。分析結果を論文にまとめ、学会発表や学会誌への投稿を行う。 2025年度以降は、研究3:乳がんサバイバーACP態度と関連要因の検討のための調査を実施する。調査には、研究2で作成した尺度を用いる。対象者は、乳がんサバイバー500名程度を予定している。
|
Causes of Carryover |
2023年度に予定していた国外で開催される国際学会の参加と研究成果の発表を行わなかったため、次年度使用額が生じた。2024年以降に国際学会での成果発表を予定している。
|