2023 Fiscal Year Research-status Report
若者のインターネット依存傾向におけるメンタルヘルスリテラシー教育プログラムの開発
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22K10858
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Research Institution | Tokyo Junshin University |
Principal Investigator |
大胡 晴香 東京純心大学, 看護学部, 講師 (30827019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 典子 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (40612502)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 青年期 / インターネット依存 / メンタルヘルスリテラシー |
Outline of Annual Research Achievements |
米国精神医学会はDSM-5に「インターネット・ゲーム障害」を精神疾患として定め、日本ではインターネット依存者に対する治療が始まっている。インターネット依存者の多くは青年期の若者で精神的健康に影響があると指摘されているが、インターネット依存と精神的健康に介入した研究は見当たらない。そこで本研究は、青年期にある若者のインターネット依存傾向(以下、IAD傾向)と精神的健康の関連を解明し、精神的不健康傾向にある若者を対象に「IAD傾向におけるメンタルヘルスリテラシー教育プログラム」を構築し、実施・評価の実施を目的とする。さらに有用性を確認した上で、プログラムを開発する。 令和5年度(2023年度)の実績は、令和4年度(2022年度)に整理した青年期を対象としたインターネットの使用状況と精神的健康に影響を与える要因を明らかにし、学会で発表をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和5年度(2023年度)研究計画は、中高生のIAD傾向と精神的健康の関連を明らかにし、MHL教育プログラムを作成する予定であったが、前段階研究での自記式質問紙を作成で止まっている。その要因は、研究代表者の所属先変更があり、かつ所属先での学外ならびに学内業務の負担等が影響し、研究を遂行できる時間確保が難しかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は自記式質問紙の内容を精選し、令和5年度(2023年度)研究計画~令和6年度(2024年度)研究計画内容に取り組む。具体的にはインターネット調査会社を通じて青年期にある若者へインターネットの使用状況と精神的健康の関連を明らかにし、メンタルヘルスリテラシー教育プログラムを作成する。
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Causes of Carryover |
研究代表者の所属先変更や学内業務の負担等が影響し、研究に時間を要したため、次年度使用額に繰り越す形となった。令和6年度は前年度~今年度の研究計画に基づき活動を行うため、データ分析に必要な物品購入等に充てる。
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