2022 Fiscal Year Research-status Report
Elucidating sleep disorders and risk factors in patients with Parkinson's disease
Project/Area Number |
22K10863
|
Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
長城 晃一 福岡大学, 医学部, 助教 (00942103)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪井 義夫 福岡大学, 医学部, 教授 (90291822)
藤岡 伸助 福岡大学, 医学部, 准教授 (20735584)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | パーキンソン病 / 睡眠障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、パーキンソン病患者を対象に睡眠症状に主眼を置いたコホート研究を開始した。このコホートでは、多施設間における覚醒や入眠、呼吸数など睡眠に関わる指標の変化や各種アウトカムとの関連性を検討することを目的としている。 令和4年度は、中等度から重度にかけてのパーキンソン病患者の睡眠障害の実態を把握すべく、ベースライン調査を実施した。コロナ禍での開催となったため、対象者の測定調整が困難であったが、ベースラインの予定参加者の概ね7割程度のデータ計測が完了した。引き続きベースラインの調査も実施予定であるが、対象患者のエントリー、データ収集は、感染対策に十分配慮し継続していく予定である。 このデータを基に、令和5年度以降に睡眠症状の悪化、重症化に関係する要因を検証する。特にこれまで一般的に計測されていた入眠時間などに加えて、覚醒回数や呼吸数などのアウトカムを用いて、ベースライン時より、これらの指標がどのように変化するのか、どのような因子の影響を受けたのか検証を行う。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和4年度はデータ収集を実施する予定が、新型コロナウイルス感染症による協力施設の入所制限が生じたため、本研究における対象者の見込みエントリー数と比較し大きく減少したため、予定対象者数のエントリーに遅延を生じている。
|
Strategy for Future Research Activity |
対象患者のエントリー数に応じて、順次データ解析を行っていく予定である。データ収集・データ管理・解析に必要な研究備品の準備は順次行っていく予定である。
|
Causes of Carryover |
今年度測定で使用する予定であった人件費を次年度に繰越し、使用する予定である。
|