2022 Fiscal Year Research-status Report
基本的心不全緩和ケアの普及を目指した看護師のための教育プログラムの効果検証
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22K10883
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
若林 留美 東京女子医科大学, 大学病院, 看護師 (30869722)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹原 歩 兵庫県立大学, 看護学部, 臨床講師 (30733498)
町田 貴絵 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (40793534)
小泉 雅子 東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (20727606)
水谷 美緒 東京女子医科大学, 大学病院, 看護師 (20976790)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 心不全 / 緩和 / 教育プログラム / 看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、心不全患者における基本的緩和ケアの普及を目指し、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」の効果を検証することである。 2022年度は、研究責任者の所属施設の倫理審査委員会から承認を得たのち、ホームページ(https://www.shinfuzenkanwanursing.com/)、および、UMIN(UMIN試験ID:UMIN000049026)にて研究に関する情報を公開し、研究協力者の募集を開始した。 本研究の対象者は、日本看護協会が示す、クリニカルラダーレベルⅡ(標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する)以上の看護師で、心不全患者に直接かかわっている看護師(ただし、心不全患者に、直接関わる頻度が6カ月に1回未満の看護師は除く)で、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」に参加希望を申し出た者である。Googleフォームを用いて、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」の参加希望者を募り、その中から、研究協力の意向を示したもの、研究対象者の条件に合うものに対して、口頭及び書面にて、研究に関する説明を行い同意を得た。研究協力への同意が得られた者に関して、【介入群】【待機群】の割付を行い、研究スケジュールに基づき、アンケート調査(①基本属性、②緩和ケア実践尺度 (Palliative Care Self-Reported Practices Scale) 心不全版、③緩和ケア困難感尺度 (Palliative Care Difficulties Scale) 心不全版、④心不全緩和ケアに関する知識テスト)を実施した。 研究の参加・不参加に関わらず、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」への参加希望者に対して、オンライン研修(【心不全緩和ケア概論】【身体的苦痛】【コミュニケーション】【精神的苦痛】【倫理】【調整】の6つのドメインからなり、講義・ロールプレイング・グループワークを組み合わせて、1日をかけて学ぶプログラム)を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画に基づき、研究協力者の募集、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」の実施、アンケートによる情報収集が行えている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、計画に基づき、研究協力者の募集、「看護師のための心不全緩和ケア教育プログラム」の実施、アンケートによる情報収集を行っていく。
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Causes of Carryover |
2023年度も、研究協力者の募集、介入プログラムの実施に伴い、書類の郵送、プログラム実施者(講師、ファシリテーター)への謝礼、ZOOMやWebに関する契約の継続が必要である。
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