2022 Fiscal Year Research-status Report
Grief care and development of human resources development programs for families who have lost children
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22K10944
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Research Institution | Daiichi University, College of Pharmaceutical Sciences |
Principal Investigator |
濱田 裕子 第一薬科大学, 看護学部, 教授 (60285541)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 優子 第一薬科大学, 看護学部, 助教 (60824513)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | グリーフサポート / グリーフケア / 子どもの死 / 遺族ケア / 人材育成 / 家族 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、①子どもを亡くした家族のグリーフケア(グリーフサポート)の実践(集い、相談/面談)を蓄積・分析すること、②遺族の支援体制を整えるためのグリーフサポートの人材育成プログラムを開発することを目的とした。 R4年度は初年度であり、研究倫理委員会への申請、承認を得て研究を開始した。 グリーフケアの実践については、遺族の悲嘆を共有する場の生成として、集いの場(グリーフの会)を3回(うち2回は感染状況を鑑みてオンラインにて)開催し、各参加者数は5~7名であった。初めての参加者には、事前面談を行い、参加者の状況把握と、会の流れを説明し、参加者が参加しやすいように努めた。基本的には、参加者が話したいことを話せる場となるように、導入のアイスブレイク、自己紹介や子どもの紹介などをとおして、参加者同士が語りあえる場、気軽に同様の体験をした家族に聞いてみたいことなどを聞けるように、筆者ら(看護者)がファシリテーターとなった。会での話題は、許可を得て、匿名性を担保し記録し、それぞれの抱える心情や困難、サポートニーズと属性(子どもの疾患や死因、逝去後の年数やきょうだいの有無など)をデータとして抽出し、蓄積している。また、個別面談も2例実施し、1例は1~2か月毎に面談(1回2時間程度)を行い、参加者が話す心情や思いを主に傾聴している。1例は、主に、電話やメールで心情や家族関係の気がかりについて話され、その都度、メールや電話で対応を行っている。それぞれの語りの内容は、属性との関係、経時的変化や命日や誕生日、仕事や家族関係など、話される内容を整理している。 グリーフサポートの人材育成プログラムの開発については、上記の実践や文献検討、国内外のプログラムの情報を検討し、プログラムの枠組み、構成について検討し、試案を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本務である大学教育において、同じ領域の科目責任者が長期欠席となり、教育・実習に多くの時間を占め、十分な研究時間が確保できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
遺族の集い(グリーフの会)、個別面談は引き続き継続し、蓄積されたデータを分析し、様ざまな状況ごとに、サポートニーズを抽出していく。 また、人材育成プログラムについては、次年度のグリーフの集いの前に、希望者を募り、作成した試案によるプログラムを実施していく。現在は基礎編の試案が完成しているが、それとともに、実践編の構成や内容について共同研究者とともに検討し、実践し、プログラムの内容を精錬していく。 また、遺族のサポートニーズの一つに、グリーフについて知りたいニーズもあること、また遺族の支援体制を整えるための人材育成プログラムの内容についても、広く社会にむけて、教育、啓発していくためのツールとして、次年度中には、HPの開設を目指す。
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Causes of Carryover |
進捗状況で述べたように、研究の進捗状況が遅延したため、研究に伴う費用や感染状況もあり、グリーフケア先進国におけるグリーフケアプログラムの視察や発表等の旅費、分析に関する人件費等の使用が当初よりかなり少なく、次年度に使用する計画である。
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Research Products
(2 results)