2023 Fiscal Year Research-status Report
訪問看護師向け医療的ケア児の支援技術疑似体験型イーラーニングプログラムの開発研究
Project/Area Number |
22K10955
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
山本 直子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10594864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根路銘 安仁 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00457657)
中尾 優子 鹿児島大学, 医学部, 客員研究員 (40325725)
水野 昌美 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (80806787)
渡邉 理恵 久留米大学, 医学部, 講師 (00461666)
生田 まちよ 純真学園大学, 看護学科, 教授 (20433013)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 医療的ケア児 / 訪問看護師 / 医療的ケア児の支援技術 / イーラーニングプログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
既存の訪問看護師に特化した知識提供型e-learningプログラムを開発した。今後所属施設の県域の医療的ケア児人材育成に活用される予定である。一方、医療的ケア児の支援には、知識だけではなく技術も必要である。技術の習得には体験や助言が重要である。コロナ禍では対面での体験が困難であることを痛感した。また所属施設の県域は離島が多く医療的ケア児支援のための学習機会に制約がある。このため支援技術疑似体験型e-learningプログラムを開発し、医療的ケア児の支援の学習の機会を増やし将来的には医療的ケア児支援者を増やすことに貢献したい。 本研究の特色は本研究の特色は既存の訪問看護師に着目した点である。2022年度の計画は、訪問看護師向けの支援技術疑似体験型e-learningプログラムの開発準備である。医療的ケア児の支援者を育成するためには、医療的ケア児のケアだけでなく、家族特に母親の支援技術も必要である。よって医療的ケア児の母親の現状を把握することは重要であり、プログラム開発にも関連があると考えられる。よって予備調査として医療的ケア児の母親を対象にインタビューを行う計画を立案した。母親の現状としては医療的ケア児の世話で就労を希望しても就労しがたい状況にあるという先行研究から、医療的ケア児の母親で就労している者を対象に、その思いを聞き取るインタビュー調査を実施した。元々、医療的ケア児の母親で就労している者が少ないことと、コロナ禍でインタビューが予定通りに実施出来なかったこともあり、予備調査はまだ終了していない。成果をまとめている段階である。医療的ケア児の支援者育成のためのプログラム開発に予備調査の結果を活かしていく。また医療的ケア児を含む小児看護の先進国であるイギリスで情報収集を行ったためその内容もプログラム開発に生かしていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響を受け、研究初年度の計画がスムーズに進まなかったため、研究計画実施は遅延している。予備調査として医療的ケア児の母親を対象にインタビューを行う計画を立案し実施した。元々、医療的ケア児の母親で就労している者が少ないことと、コロナ禍でインタビューが予定通りに実施出来なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
予備調査のデータ収集は終了した。成果を論文にする事と成果をイーラーニングプログラム開発に生かす。研究者が過去に行った調査で医療的ケア児の支援経験のある訪問看護師が、医療的ケア児の支援に必要な技術項目と、医療的ケア児支援未経験の訪問看護師(研究対象者)が必要と思う技術項目をすり合わせイーラーニングプログラム開発に向けての準備を進めることである。
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Causes of Carryover |
イギリスにて研究に関する情報収集を行ったが円安が進行し想定以上に旅費等に予算が必要となったため。
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