2022 Fiscal Year Research-status Report
成長ホルモン治療中の子どもと家族の治療継続を支えるピア・サポートプログラムの開発
Project/Area Number |
22K10963
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Research Institution | Tenshi College |
Principal Investigator |
田中 さおり 天使大学, 看護栄養学部, 准教授 (00559825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茎津 智子 京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (10177975)
日沼 千尋 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (40248927)
伊織 光恵 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (40736287)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 成長ホルモン治療 / 子ども / 家族 / ピア・サポートプログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、これまでの研究成果や文献検討を踏まえ、成長ホルモン治療(以下GH治療)中の子どもと家族の治療継続を支えるピア・サポートプログラムを作成し、GH治療中の子どもをもつ母親を対象に月1回、合計3回のピア・サポートプログラムを6月~8月の期間に実施した。プログラムには3名の母親が参加した。プログラムでは毎回、この場で話されたことは外部では話さない、お互いの発言を否定しない、話したいこと聞いてほしいことを話すといった基本的なルールを確認した上で、60分間のフリートークを行った。研究者はファシリテーターとして参加し、参加者同士の話し合いが促進されるように環境を整えた。プログラムの評価は、プロセス評価とアウトカム評価で行い、プロセス評価では、プログラム毎に自作の質問紙を用いて、プログラムの満足度について調査した。またプログラム終了1か月後にインタビュー調査を行い、プログラムの運営(実施時期や時間、回数、参加人数など)について参加者の意見を聞いた。アウトカム評価では、プログラム参加前後の自己効力感やQOLの変化、GH治療に対する考え方や子どもへの接し方の変化等について質問紙やインタビューを用いて調査した。現在調査内容について分析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初、2022年度はピア・サポートに関する先行研究の整理を予定していたが、予定より早く文献の整理が進み、ピア・サポートプログラムの作成と実施を行うことができたため、概ね順調に進展していると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、母親を対象に実施したプログラムの成果を分析し、GH治療中の子どもをもつ家族を対象にしたピア・サポートプログラムの効果と課題を明らかにする。また、子どものピア・サポートプログラム実施に向けて準備を進める。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響もあり、予定していた学会参加ができなかったため次年度使用額が生じた。2023年度は、2022年度に実施した成果を関連学会で発表し、予算を執行していく。
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