2023 Fiscal Year Research-status Report
保育所看護職の実践力向上のための学習支援体制の構築
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22K10965
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Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
須藤 佐知子 学校法人文京学院 文京学院大学, 人間学部, 准教授 (50795929)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
及川 郁子 東京家政大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (90185174)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 小児看護 / 保育所看護職 / 学習プログラム / 学習支援体制 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、学習支援プログラムを1年間通して試験運用した。プログラムの構成は、①自己学習②OJT③集合研修とした。①自己学習は、昨年度からE-learning動画(確認テスト付き)を12テーマ18本作成し、開設したホームページにアップロードした。動画は、集合研修前の復習や参加者各自の都合に合わせ視聴できるようにした。②OJTは、参加者に一任した。③集合研修は、対面とオンラインを併用し開催した。開催内訳として、レベルⅠ:6回・レベルⅡ5回・レベルⅢ6回、年間合計17回実施した。研修の構成は、講師の講義を受けた後、グループワークで事例検討や各自で課題に取組み、その内容を発表し全体で共有するなど演習を取り入れた。また、研修を2回連続講座でも設定し、2回目までに各自が自施設で課題に取り組むなど実践を取り入れた研修回も用意した。集合研修は、当日欠席者でも参加できるよう講義動画をホームページにアップロードし、課題に取り組めるよう配慮も行った。 研究参加者には、プログラムの効果を測定するため、プログラム参加前・中間期・終了後の計3回看護実践能力と学習到達度の確認チェックを実施した。また、研究参加者から、プログラムへの評価を聞き取るため、終了後にインタビュー(個人またはグループ)を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度に予定していた、個人参加者向けの学習支援プログラムの試験運用は完了した。施設(看護職が複数所属する施設や法人)参加者向けのプログラムの試験運用にまでは、至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、施設参加者向けの学習支援プログラムを試験運用予定である。また、参加者から得た看護実践能力と学習到達度の結果とインタビュー結果から、プログラムの評価と分析を行い、保育所看護職の看護実践能力がどのように向上したか明らかにする。同時にプログラム内容のブラッシュアップ及びプログラムの運営体制等を検討する。更に、学習支援体制の構築に向け検討し、継続的学習支援体制を看護学領域、保育学領域で提言を行い、普及を目指す。
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Causes of Carryover |
2023年度は、プログラムの運営をオンラインでも行ったため、旅費等の出費が少なかった。 2024年度は、研究参加者3名にも小児看護学会での発表を担当いただく予定のため、旅費等の出費が見込まれる。また、団体参加者向けの学習支援プログラムの試験運用を実施予定のため、打ち合わせ等で旅費や会議費などの経費負担が見込まれるため。
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Research Products
(4 results)