2023 Fiscal Year Research-status Report
子育て支援プロモートモデル実装へのVRを活用した小児救急場面ソリューションの開発
Project/Area Number |
22K10969
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Research Institution | Shitennoji University |
Principal Investigator |
藤澤 盛樹 四天王寺大学, 看護学部, 准教授 (10642374)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本村 純 名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (50632999)
山口 武彦 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 准教授 (50713442)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 小児救急 / 子育て支援 / VR |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、子育て支援プロモートモデル実装にむけVRを活用した小児救急場面ソリューションを開発することである。小児救急医療機関利用割合の高い乳幼児の育児を担う親を対象に、乳幼児期に生じやすい健康逸脱場面や小児救急医療が必要な子どもの状態、家庭で対処可能な子どもへのケア場面をVirtual Reality(VR)で作成し、Augmented Reality(AR)によって親の判断やケアを疑似体験できるソリューションを開発して、その有用性を検証することである。今年度は、研究者および研究協力者が公立諏訪東京理科大学に集合し、VRの作成過程や没入感を体験するためのワークショップを開催した。VRに関する研究を行っている院生および学部生を含めて本課題の内容を共有し、本ソリューション開発の進め方を討議し、研究計画のブラッシュアップを行った。VRが効果的な小児救急場面のピックアップには、育児中の親のニーズを広く深く把握する必要があるため、インタビュー調査だけではなく、アンケート調査を加えることになった。そして、昨年度のフェーズⅠ看護職調査の分析結果について学会発表を行った。また、フェーズⅠ育児経験者へのインタビュー調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本務多忙により研究時間の確保が難しく、調査の実施および分析に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
フェーズⅠの育児経験者への調査の続きを実施の後に分析し、看護職調査の結果と併せてアンケートフォームを作成する。このアンケート調査の倫理審査を受け、承認され次第、本課題の対象者である育児中の親へのアンケート調査(WEB予定)を実施し、フェーズⅡのVR場面選定に入る。加えて、VR作成の準備、文献検討を行う。
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Causes of Carryover |
フェーズⅠの遅れに伴い、交通費、会場費、謝礼の経費執行が遅れているため、残りのフェーズⅠの費用に充当する。また、アンケート調査を加えることになったため、アンケートフォームの作成や分析およびデータ入力補助の費用、謝礼として執行する。また、VR作成、計測に必要な機材購入に充てる。
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