2023 Fiscal Year Research-status Report
小児がんの子どもの闘病意欲に関連する要素とその変遷
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22K10973
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
橋本 美亜 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (40737475)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 小児がん / 意欲 |
Outline of Annual Research Achievements |
小児がんの治療は、治療成績の向上により全体の5年生存率が70~80%となっており、長期生存が望めるようになっている。ほとんどの子どもが、小児がん治療の長期入院の後に、元の生活に戻っていくことになる。学齢期にある子どもにとって、生活の多くの時間を過ごすのは学校であり、その学校から長期間離れることで、学習面や体力面などで退院後に以前のように過ごせないことに悩む子どももいる。長期入院を必要とする小児がんの子どもが退院後の学校生活や過ごし方を意識して、治療や入院生活に意欲的に取り組むことは、退院後の生活に速やかに戻る上で重要であると考える。 本研究は小児がんの子どもの闘病意欲に関連する要素の関係と闘病意欲の経時的な変化を明らかにし、子どもが退院後の生活を見据えて入院生活を送るための看護ケアの示唆を得ること、そして、看護ケアの実践により子どもが自身にとってよりよい状態で退院後の生活に戻れるよう支援することを目的に実施している。 本研究では、先に実施した「子どもの闘病意欲」の概念分析をもとに質問紙調査をする予定であった。しかし、まずは小児がんの子どもの闘病意欲が入院中から退院後にかけてどのような経過をたどっていたのかを明らかにする必要があると考え、小児がんの子どもの闘病意欲の様相を明らかにするために小児がん経験者に半構造的なインタビュー調査を行った。分析を進め、闘病意欲に着目した看護ケアについての検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
順調に分析、および結果の公表の準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
得られたデータから、分析をすすめ、闘病意欲に着目した看護ケアを検討していく。
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Causes of Carryover |
研究方法の変更に伴い、残額が生じた。次年度、さらなる分析と結果をまとめ、公表するために英文校正や学会発表などで使用する予定である。
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