2023 Fiscal Year Research-status Report
本邦の出生コホート研究成果の地域周産期医療・母子保健への導入に向けた基盤構築
Project/Area Number |
22K10979
|
Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
西郡 秀和 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40453310)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 好江 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (40632641)
森 美由紀 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (20791940)
渡邉 まどか 福島県立医科大学, 看護学部, 助教 (90792416)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 出生コホート研究 / DOHaD / 周産期医療 / 認知度 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本の出生コホート研究のひとつである「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に調査協力している3施設において、周産期医療現場に勤務する看護職を対象に調査を行った。調査には88人の看護職が協力参加した。調査対象に対して、DOHaD学説および我々が任意に選択したエコチル調査成果;38編の論文(テーマ)の概要の認知度を調査した。論文(テーマ)の概要はセミナー方式で紹介した。 I)エコチル調査に周産期医療現場での協力または被験者として参加したと推定される看護職は39人だった。このうち、①56.4%がDOHaD学説を知らなかった。②71.8%がエコチル調査の成果について全て知らなかった。③「全て知らない」と「1~3テーマしか知らなかった」を併せると94.9%であった。 II)エコチル調査等に協力・参加した経験のない看護職は49人だった。このうち①63.3%がDOHaD学説を知らなかった。②81.6%がエコチル調査の成果について全て知らなかった。③「全て知らない」と「1~3テーマしか知らなかった」を併せると93.8%であった。 III)さらに、エコチル調査協力大学の助産師養成課程学生を対象に調査に行い、18人が調査に協力参加した。このうち①77.8%がDOHaD学説を知らなかった。②88.9%がエコチル調査の成果について全て知らなかった。③「全て知らない」と「1~3テーマしか知らなかった」を併せると100%であった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほほ計画通りに遂行されているため
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き、研究に協力していただく、調査対象施設等の拡大を検討している。
|
Causes of Carryover |
予定より調査対象人数が少なかった。調査用紙は直接配布で行い、郵送は行わなかった。
|