2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a risk assessment tool for abuse and maltreatment of children with disabilities and a guide for nursing
Project/Area Number |
22K10989
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
荒木 暁子 東邦大学, 看護学部, 教授 (60251138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 奈保 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (10291577)
谷口 由紀子 淑徳大学, 看護栄養学部, 助教 (10791460)
高山 充 東邦大学, 看護学部, 助教 (20623424)
河上 智香 東邦大学, 看護学部, 准教授 (30324784)
天野 里奈 東邦大学, 看護学部, 助教 (90459818)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 子ども虐待 / 障害児 / リスクアセスメント / 子育て支援 / 手引き |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、医療的ケア児を含めた障害児の虐待リスクに関する観察可能なリスクアセスメントの視点を明らかにすることである。障害児や医療的ケア児とその家族に直接かかわる看護師が,外来や病棟場面で虐待のリスクを早期に発見し支援につなげるため、より運用しやすい実施可能な方法と支援の方針を提案することに独自性がある。 研究1「虐待リスクアセスメントツールの開発」では、文献検討により、障害児の虐待リスクに関する観察可能なアセスメント指標を抽出し、先駆的実践者からの情報収集を元に、障害のある子どもの虐待アセスメントツールを、試案を元にデルファイ調査を経て、ツール案とする。研究2では、障害のある子どもの虐待予防のためによりよい子育てを支援する看護援助手引き案を作成。研究3では、看護援助手引き案を試行的に運用し、評価する。 これまでに、文献や書籍を検索すると同時に、学会(第28回日本子ども虐待防止学会)参加による情報収集などを行い、虐待のアセスメント指標に関する情報収集を行っている。本来であれば、2022年度の文献検討と先駆的実践者からの情報収集を元にアセスメントツール試案を作成し、2023年度はデルファイ調査によりリスクアセスメントツール案を作成している予定であったが、これらが未遂である。研究の大幅な遅れに対しては、2024年度以降、研究体制を再構築し、より効率的な研究方法を取り入れつつ、研究の完遂を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の研究活動へのエフォートが確保できず、研究の進捗は全体に遅れており、現在文献レビューの段階である。 国内文献については、現在文献読み込みの段階に入っているが、国外文献については、対象文献の抽出中である。特に「重度な身体障害・重症心身障害」にあたる適切な英文キーワードがなく、文献検索サービスを活用し、(children with disabilities or special needs or physical disabilities of physical disability or physical impairment OR severe disabilities or multiple disabilities or profound disabilities or complex disabilities or children with medical complexity OR children with special healthcare needs OR children with medical needs)and(abuse or neglect or maltreatment)and(intervention of program OR prevention or prevent or preventing)とし検索したところ、5,000件以上が抽出されスクリーニングに時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、進捗が大幅に遅れているため、2024年度は研究体制を再構築し研究協力者の増員、事務補助員等の任用などにより、作業効率向上を図る予定である。 また、科研会議を1回/2か月で定期的に開催し、スケジュールを2025年度内に終了できるように計画修正も含め、検討する。
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Causes of Carryover |
研究の大幅な遅れにより、予定していたデルファイ調査等が実施できなかったため。 2024年度は、文献レビューを終了し、リスクアセスメントツール試案を作成する。研究の進行に当たり、研究協力者を増員し文献レビューを終了する。研究補助員を任用し、簡便な作業や事務手続きを委譲し、研究を進める予定である。
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