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2023 Fiscal Year Research-status Report

出産体験の振り返りアセスメントツールを用いた看護介入モデルの考案

Research Project

Project/Area Number 22K11000
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

國清 恭子  群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (90334101)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 常盤 洋子  新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (10269334)
深澤 友子  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (80632843)
齋藤 明香  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (90736480)
新井 陽子  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (90453505)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Keywords出産体験の振り返り / アセスメントツール / 介入モデル / 教育プログラム
Outline of Annual Research Achievements

出産体験の振り返りの支援に困難感を抱いている看護者の具体的なケア実践に役立つようなアセスメントツールを用いた介入モデルの考案や教育プログラムの検討の前段階として、スタッフを教育する立場にある母性看護専門看護師が、所属部署看護スタッフ全体の出産体験の振り返り支援の現状や問題・課題をどのように捉え、どのようなスタッフ教育が必要と考えているかを把握する調査を予定している。2023年度はインタビュー内容の妥当性を見極めるため母性看護専門看護師1名にパイロットスタディを実施した。所属施設においてスタッフが振り返りの支援で感じている悩みについては、支援の必要性は理解しているが、具体的な支援の方法を学んだことがなくわからないというものであった。CNSが感じている自施設の課題は、出産体験の振り返りの支援のベースとなるコミュニケーション能力をどう育てるかということであり、アセスメントツールはあくまできっかけとして、母親の反応を見ながら話を深めるポイントに気づいたり、自分の思い込みで聞かず解釈が合っているか確認しながら話を聞くなどのコミュニケーション力が必要と述べた。また、振り返りの支援だけを特別に行うのではなく、心身の状態、母子の状況などトータルにアセスメントした上での産後のケアの一環として位置づけられる支援であることを認識させる必要性を指摘した。
このパイロットスタディにより、計画しているインタビュー内容で出産体験の振り返り支援の実践力を向上させるために必要な技術や能力についての考えは引き出せることが確認され、さらに単にアセスメントツールを用いた振り返り支援のノウハウだけではなく、出産体験の意義や意味、全体的な産後のケアにおける位置づけなども確認するような教育プログラムの必要性が示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

分析方法としてテキストマイニングツールを導入することの妥当性を検討するための情報収集に時間を要したため、研究計画書の完成に遅れた生じた。

Strategy for Future Research Activity

現在手続きを進めている研究計画の倫理審査が通り次第、調査を開始する。逐語録の作成や分析するデータの整理には研究協力者を活用することによって効率的に進めていく。また遠方に異動した研究分担者もいるため、テレビ会議システムを活用しながら研究分担者との協議、調整を密に行い、研究実施計画の調整を随時行って進めていきたいと考えている。

Causes of Carryover

研究計画作成に時間を要するとともに臨床における調査研究が開始できなかったため、予算の未使用が発生した。
使用計画)
調査のための質問紙印刷やデータ入力依頼等で執行する。その他、記録メディアや分析ソフト等の消耗品の補充、専門的知識の提供に対する謝金等へ充てる予定である。また、研究テーマに関連した学会への参加や成果発表、研究依頼および打ち合わせ会議等の旅費として使用を予定している。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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