2022 Fiscal Year Research-status Report
女学生が求めるリプロダクティブヘルスリテラシー向上のためのアプリケーション開発
Project/Area Number |
22K11053
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Research Institution | Fukuoka jogakuin Nursing College |
Principal Investigator |
井上 彩香 福岡女学院看護大学, 看護学部, 助教 (70913143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 初美 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (30295034)
新小田 春美 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (70187558)
仲道 由紀 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (00437790)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | リプロダクティブヘルス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、思春期から成人前期のリプロダクティブヘルスに関するヘルスリテラシーの向上のため、アプリケーションを開発し、その活用による効果を測定することである。 2022年度の活動計画は、思春期から成人前期の女性のこころとからだの悩み、リプロダクティブヘルスに関する知識・認識を明らかにし、アプリのコンテンツを抽出することである。2022年度は、看護学生1・2年生(221名)を対象に、2021年度に開発したアプリを使用した介入調査(2022年12月~2023年1月)を実施した。アンケートの最終有効回答は68名だった。アンケート調査の結果より、看護学生の「性成熟期女性のヘルスリテラシー尺度」によるヘルスリテラシーの平均点は、先行研究より高い傾向にあった。また、必要とする女性の健康に関する情報については「月経に関すること」が最も多く、次に「ダイエットに関すること」が多かった。また、アプリに必要と考える機能については「月経周期の管理」や「月経に関連した体調の記録」が最も多かった。その結果をもとに、一部アプリの機能を追加した。今後、学会等で発表予定である。 2023年度は、医療系以外の学部の女学生を対象にアンケート調査を実施し、アプリに必要なコンテンツを抽出する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
看護学生を対象とした調査を行う際の倫理審査に時間を要したため、2022年度は看護学生のみの調査となり、他の女学生へのアンケート実施が遅れている状況である。医療に関する知識を大学で学んでいない女学生のこころとからだの悩み、リプロダクティブヘルスに関する知識・認識を明らかにし、ヘルスリテラシーの向上のために必要なアプリのコンテンツの内容を抽出する予定である。6月に倫理申請書を提出し、10月にアンケート調査を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
医療に関する知識を大学で学んでいない女学生にリプロダクティブヘルスに関するヘルスリテラシーや、こころとからだの悩みを抽出するため、10月にアンケート調査の実施する予定である。看護学生と比較し、月経に関する知識不足や、性成熟期女性のヘルスリテラシーに関しても低い可能性が考えられる。アンケート調査実施後は、全データの分析を行い、アプリケーションに追加するコンテンツや機能を検討し、追加・検証する予定である。
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Causes of Carryover |
調査がやや遅れているため、予算と使用額に差額が生じた。2023年度はアンケート調査後、アプリをアップデートするため、予定通り支出する予定である。
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