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2022 Fiscal Year Research-status Report

ICTを用いた労働者のための親介護リテラシー育成プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 22K11082
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

津田 紫緒  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00402082)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡光 基子  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (20285448)
二宮 彩子  城西国際大学, 看護学部, 教授 (50332630)
中谷 久恵  広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90280130)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords介護 / 労働者 / 家族
Outline of Annual Research Achievements

2025年には我が国は大介護時代を迎えるといわれ、高齢となった親の介護を担う労働者への支援が喫緊の課題となっている。本研究は中で労働者の親介護に焦点をあて、必要な情報を収集し、理解・判断に基づき、対応できる能力の育成を目指した教育プログラムを開発することである。
2022年度は以下(1)~(3)を行い、成果を得た。
(1)老親介護に携わる労働者において、特に多岐にわたる支援ニーズが生じる認知症に焦点を当て、国内外における認知症に関連した成人教育の現状、制度や課題に関する基礎資料、文献を検索・収集を行い、認知症を持つ老親の介護について必要となる情報やその理解、利活用を促す支援制度についての既知研をまとめた。その結果、認知症に関する意識向上、啓発等を主たる目的とした一般住民を対象とした情報提供、支援および教育プログラムを提供する取り組みが確認された。一方で介護者の自己実現、生活の維持向上などを目的に含め、その準備性を高めるための教育的アプローチの知見は多くなく、その必要性について示唆が得られた。
(2)国内外における認知症についての成人教育に関する文献を検索・収集し、目的、内容、教育方法についての整理を行った。教育・訓練全般、医療系大学生を対象とした教育プログラムのレビュー文献等を含む資料より、症状・特性に関する知識獲得、支援者としての態度・能力形成等が目的となっており、また内容や方法としてVRやオンライン等アクセスしやすい教育ツールを用いていることが確認できた。
(3)(1)、(2)の結果を踏まえ、本研究の具体的な計画の再確認および計画実施に向けての調査等内容の吟味や機関内手続きに向けての準備を行った。また、課題の対象である介護経験を持つ労働者らと研究テーマに関する協議を行い、研究体制の構築を進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当該年度に親介護経験を有する労働者へのインタビュー調査などの開始を予定していたが、先行して行っている関連他課題の調査により予定している結果との重複が考えられたため、実施を再検討し、自他国間の対応・制度の比較および構造化抄録の作成による文献検討による課題整理を優先して実施した。

Strategy for Future Research Activity

今後は、やや収束した今般の感染症の動向を注視しながら、予定していた親介護経験のない労働者などへのインタビュー調査等を実施し、労働者の親介護に関するリテラシーや準備性向上について明確化を進め、学習目標の特定や教育コンテンツの検討を進める予定である。

Causes of Carryover

実施時期に変更が生じた調査の遂行に関する物品、旅費および調査補助にかかる人件費として使用する。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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