2022 Fiscal Year Research-status Report
働き盛り世代の仕事と認知症介護の両立への備えを促すVR学習プログラムの開発と検証
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22K11106
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
坂梨 左織 福岡大学, 医学部, 講師 (20569644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西尾 美登里 西九州大学, 看護学部, 准教授 (20761472)
大田 博 福岡大学, 医学部, 講師 (10739775)
藤田 君支 九州大学, 医学研究院, 教授 (80315209)
合馬 慎二 福岡大学, 医学部, 講師 (00465717)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | Virtual Reality / 学習プログラム / 学習ニーズ / 認知症 / 家族介護者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、仕事と認知症介護の両立への備えを促すVRを用いた学習プログラムを開発することである。第1段階では、プログラム案の作成とVRコンテンツの制作を行う。 令和4年度は、VRコンテンツ制作に向けて以下の4つを実施した。 1つ目は、認知症と介護に関する有効なVRコンテンツについて情報収集を行った。2つの認知症カフェに定期的に参加し、参加者である認知症の人の家族介護者や支援者にVRに対する疑問点等を収集し、制作可能性について情報収集を行った。また、制作を協働して行うことが可能な人材についても情報収集を行った。これらの結果を踏まえ、研究計画を作成し倫理申請を行った。 2つ目は、デモンストレーションの位置づけで、看護教育に関わるVRコンテンツの制作を行った。制作を通して、VRの撮影やシナリオ作成等の技術の検討と習熟を行った。制作したコンテンツを学会や体験会で共有し、参加者とのディスカッションを通して有効なVR教材と活用方法について検討を行った。 3つ目は、VRコンテンツを認知症の人や家族介護者、支援者らと協働して開発しそのプロセスを評価するための尺度の検討を行った。文献検討を実施し、その結果から適切と考えられる海外の尺度を抽出した。日本の文化的・社会的特徴を踏まえた日本語版の作成が必要と考えられ、尺度開発者に翻訳の許可を得た。さらに、バックトランスレーションの倫理申請を行った。 4つ目は、学習プログラムの概念的枠組みとなる学習ニーズ(20項目)について論文化し、英語論文として発表した(Sakanashi,et al.,2023)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究者が所属する組織(看護学科)が令和3年度ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業に採択され、その活動の一つとしてVRコンテンツ制作に取り組むことができた。制作のノウハウを短期間で修得するとともに、制作したVRコンテンツを通して情報収集を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
VRコンテンツ制作、及び尺度のバックトランスレーションについては倫理審査中である。承認が得られ次第、制作準備と尺度のバックトランスレーションを実施する。
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Causes of Carryover |
研究者が所属する組織(看護学科)が令和3年度ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業に採択されたことから、VRコンテンツ制作に関わるデモンストレーションの実施が可能となり、機材について本研究費から支出する必要がなくなった。本研究のコンテンツの制作については令和5年度に計画しており、予算を使用する。
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Research Products
(3 results)