2022 Fiscal Year Research-status Report
コロナ禍における子どもロコモに着目した幼児QOL改善プログラムの開発
Project/Area Number |
22K11121
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
岡本 光代 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (50458080)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 和子 四天王寺大学, 看護学部, 教授 (10300922)
橋爪 洋 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (10326382)
森岡 郁晴 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (70264877)
小田 真弓 和歌山信愛大学, 教育学部, 講師 (30854088)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 幼児 / こどもロコモ / QOL / 生活習慣改善プログラム開発 / 介入研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
子どもを取り巻く生活環境は、スマートフォンや携帯ゲーム機が普及したことに加え、コロナ禍の外出自粛により大きく変化している。これにより、子どもの運動機能が低下し「子どもロコモティブシンドローム」が増加している。そこで、保育所、幼稚園に通う幼児を対象に、運動器検診、絵カード式QOL調査票を用いたの聞き取り調査、保護者を対象に幼児の生活習慣に関する質問紙調査を行い、その結果を踏まえて、子どもロコモに着目した生活習慣改善プログラムを試作し、介入研究により効果検証する。 2022年度はコロナ禍で施設の協力が得られなかった。共同研究者が実施している、和歌山県内の小学校における子どもロコモに関わる運動器健診に参加するとともに、共同研究者と幼児の運動器健診の方法について検討した。こどもロコモの測定時の児童(1年生)の様子を観察しところ、身体能力のチェックは、肩の挙上(180度)、片足立ち5秒、しゃがみ込みをそれぞれ簡易に視診することができ、幼児においても有効であることを確認した。偏平足については、幼児のほとんどに見られ、体重が軽いため正確に測定することが難しいと考えられることから、調査項目から除外することとした。また運動器の測定だけでなく、姿勢や体の使い方などを見るために、保育園での生活をビデオカメラで撮影することとした。これらのことを踏まえて、幼児の運動器健診の内容を検討するとともに、調査に協力いただく施設と打ち合わせを実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の計画では、2022年度に幼児を対象とした運動器健診および絵カード式QOLの聞き取り調査、保護者を対象に質問紙調査を実施する予定であったが、絵カード式QOL尺度の開発がコロナ禍の影響でたため、2022年度の計画を実施できなかった。予定より大幅に遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
先行して実施した小学生の運動器健診チームと連携し、幼児の運動器の調査項目や調査方法について検討している。2022年度に実施した絵カード式QOL尺度の信頼性、妥当性が確認でき次第、小学生の運動器健診を実施した自治体のこども園の協力を得て、2023年度に調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
運動器検診および絵カード式QOLの聞き取り調査を中止したため、諸費用は発生しなかった。共同研究者が先行して実施した小学生を対象とした運動器健診の実施状況を見て、運動器健診の項目を検討する必要があったため、運動器健診に必要な物品や備品を購入しなかった。未使用額は次年度に同じ用途で使用する予定である。
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