2022 Fiscal Year Research-status Report
退院前から退院直後の移行期を支える効果的な訪問看護モデルの構築
Project/Area Number |
22K11131
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
村田 加奈子 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (70381465)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富田 真佐子 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (10433608)
高 紋子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (60759174)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 移行支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、病院から在宅への移行期(退院前から退院直後の2週間まで)における、75歳以上の高齢者に対する効果的な訪問看護モデルを構築することを目的とする。訪問看護師がどのような時期に、どのような高齢者を対象に、多職種連携を含むどのような看護援助を行うことが、退院後の安定した在宅療養につながるのかを明らかにする。また、訪問看護師がそれらを実践する上でどのような課題があるのかも明らかにする。 2022年度は、病院から在宅への移行期に訪問看護師がどのような関わり・看護を行っているのかを明らかにするするとともに、退院後の在宅療養の安定に寄与する訪問看護師の関わり・看護を抽出するための半構造化面接の実施に向けて、インタビューガイド作成のための文献検討を行った。また10年以上訪問看護に従事し、訪問看護ステーションの管理者も経験した訪問看護師1名を対象に、移行期における訪問看護師の関わりの実際と課題について聞き取り調査を実施し、インタビューガイドを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国内外の先行研究から、退院後の在宅療養の安定に効果があった報告された訪問看護の内容を収集・整理を行ったが、文献検討に時間を要してしまった。訪問看護師を対象とした半構造化面接のインタビューガイド作成までは至ったが、予定していたインタビュー調査の実施までは至らなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
作成したインタビューガイドをもとに訪問看護師を対象とした半構造化面接を実施し、退院前から退院直後に訪問看護師が行っている移行支援の実態と課題、そしてその後の在宅療養との関連を明らかにする。
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Causes of Carryover |
COVID-19の感染拡大によりインタビュー調査を計画通りに実施できず、物品費や謝金が予定通りの支出とならなかった。しかし今後、インタビュー調査を予定通りに実施できる見通しであることから、翌年度分と合わせて支出される見通しである。
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