2022 Fiscal Year Research-status Report
遠隔通信システムを活用した非歯科医療職種向け口腔ケアシミュレーション教育法の開発
Project/Area Number |
22K11142
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
井上 良介 九州大学, 大学病院, 助教 (40423496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柏崎 晴彦 九州大学, 歯学研究院, 教授 (10344516)
山添 淳一 九州大学, 大学病院, 講師 (30452717)
賀来 典之 九州大学, 大学病院, 助教 (50600540)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 非歯科医療職種 / 口腔ケア / シミュレーション教育 / 遠隔教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
口腔ケアが誤嚥生肺炎予防に効果的であることが明らかにされている今日、遠隔地の入居施設や災害時の避難場所において、歯科医療職種の手が行き届かない医療現場で、非歯科医療従事者が主体となった口腔ケア体制構築を支援することを大きな目標として、非歯科医療職種を対象とした、口腔ケアのシミュレーション教育プログラムを構築することを研究テーマとした。その目的はインターネット回線を用いて非歯科医療職種を対象に遠隔教育を行い、歯科のない中小規模病院や災害医療支援活動において歯科的支援を行えるようなシステムをつくることである。方法として、2023年度新人看護職員に対して口腔ケア研修を実施する前と、実施した直後と翌年3月ごろにアンケート調査を行い、回答内容を比較し、研修受講の有無が与える口腔ケアの影響を分析する。満足度、技術習得度などを対面と遠隔の比較をおこなうことを計画した。また、厚生労働省によるICTを活用した医科歯科連携等の検証事業への参加を決定した。歯科治療が終了し、継続的な指導・管理が必要な患者に対し、医療機関側とタブレットやスマートフォンを用いてオンライン診療の効果を検証するものである。検証項目は診察時間、対面のみと遠隔を併用した場合の診療回数、口腔機能訓練の成果、患者側と歯科医師側のアンケートまたはヒアリング調査などの実施可能性の検証を行う。これらの研究結果を集積し、災害医療支援に繋がるデータを得る足がかりをつくった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究に関わる職種が看護師、衛生士、歯科医師と多いため、観察研究倫理審査申請書作成から承認までに時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
新人看護職員の「多職種連携口腔ケアに関する意識と口腔ケアの現状」について、入職後に行う医科歯科連携による口腔ケア研修の効果を明らかにし、今後の研修内容に反映させ、効率の良い遠隔教育を確立させていく。またVRを用いた口腔ケア教育が可能かどうかの検証をしていきたい。
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Causes of Carryover |
研究が遅れているために必要な物品を購入することが遅れているため
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