2023 Fiscal Year Research-status Report
Classify balance functions among community-dwelling older adults based on structural and clinical interpretations
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22K11154
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
篠原 智行 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (70804384)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 地域在住高齢者 / バランス / 転倒 / フレイル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は二つあり、1)地域在住高齢者のバランス機能の構造的特徴を明らかにすること、2)地域在住高齢者のバランス機能の反応性と解釈可能性を明らかにすること、である。1)ではいくつかの多変量解析をもって行うため、本研究で得られた最終的なデータを統合して解析する予定である。2)は1年間の縦断調査に基づいて解析を行う。そのため、研究全体としては2)のための縦断調査から計画している。1)と2)を明らかにすることで、地域在住高齢者のバランス機能における問題点をいくつかのタイプに分類することができると仮説を立てている。地域在住高齢者の転倒予防やフレイル予防のために、バランス機能に着目した介入視点を得ることができる。将来的には具体的介入内容の提案に発展させることを計画している。 本研究では2022年からの5年間で、横断データ測定と縦断データ測定を並行して進めている。通いの場など、地域在住高齢者がグループ活動を行う会場に測定チームが伺い、データ収集を行う。データ収集はベースライン、半年後、1年後の3時点で行う。1会場の対象者は15-30名を見込む。 2023年度は、前年度からの縦断データの測定を協力スタッフと行った。新規会場の獲得もでき、ベースライン測定を実施した。一部のデータは関連したテーマ(地域在住高齢者のフレイル)での解析を行い学会で公表した。また、関連学会に参加し、高齢者の健康やバランス機能に関する研究情報や最近の知見を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
縦断、および横断データ測定を概ね計画通り進められている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度以降は、縦断データの測定を引き続き行う。また新規会場獲得のための相談や調整を行う。 横断データ、および縦断データの積み上げができたところで、随時解析を行い、学会や誌上発表を行う。
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Causes of Carryover |
繰り越し額は1回のデータ測定に必要な金額には至らず、購入しないで済んだ消耗品相当の金額である。次年度の物品費や旅費、測定にかかる費用に充てる計画である。
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