2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of ADL assessment index using human-shaped pictograms and examination of its reliability and validity
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22K11167
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Research Institution | Japanese Organisation for Research and Treatment of Cancer |
Principal Investigator |
田中 亜利砂 特定非営利活動法人JORTC, 臨床研究部門, 外来研究員 (40883393)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 一成 青山学院大学, 社会情報学部, 教授 (20406812) [Withdrawn]
岩瀬 哲 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60372372)
島田 英昭 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20467195) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ピクトグラム / バーセルインデックス / LIFE / 健康寿命 / ADL維持等加算 / 外国人介護人材 / フレイル |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は倫理審査での承認を得て、通所介護事業所でのデータ収集を行い、結果を解析した。 データ収集の方法としては、50名の利用者に、3名の介護スタッフがバーセルインデックスの評価を行った。3名のうち、1名が通常のバーセルインデックスで評価し、2名がピクトグラムで評価した。その点数の相関係数を算出して信頼性・妥当性の検証をした。 解析の結果、通常のバーセルインデックスの得点と、本研究で開発したピクトグラムで表示させたバーセルインデックスの得点に差がないことが分かった。この結果をまとめ、2023年12月に特許を出願した。現場でさらにヒアリングを重ね、特許明細の修正を重ねている。 また研究成果を実装するため、アプリケーションを開発し、複数の介護施設でヒアリングを行った。今後アプリケーションのUI/UX改変や介護カルテとの連携を実装し、介護現場スタッフが負担なくバーセルインデックスを評価できる仕組みを構築していく。 さらに、ピクトグラムという言語がないという特徴から、今後増加が見込まれる外国人介護人材へも訴求できるのではないかと考えている。日本の介護施設で働く外国人の4割程度が特別養護老人ホームに勤務しているため、それらの人へインタビューを行った。また入国前の施設面談にも同席し、外国人介護人材の日本語レベルについても学習した。 今後日本人だけでなく、外国人介護人材も簡単に日常生活動作が評価できるようなアプリケーションを開発する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
特許出願明細の記述に時間を要したため、論文執筆がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在特許出願明細を再修正している。よって今後明細の修正が終わった段階で、学会発表や論文執筆がすぐにできるよう、発表する学会や論文投稿する雑誌を選定しておく。また学会発表用資料や論文は準備を進めて特許明細が終わったらすぐに発表する。
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Causes of Carryover |
コロナによって介護施設への出張回数が減少し、次年度使用額が生じた。
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