2023 Fiscal Year Research-status Report
親子で取り組む学童期ダウン症児の健康・運動支援プログラムの開発
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22K11173
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
山内 通恵 宮崎大学, 医学部, 助教 (40805892)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鶴田 来美 宮崎大学, 医学部, 教授 (30258983) [Withdrawn]
吉永 砂織 宮崎大学, 医学部, 准教授 (50560596) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ダウン症児 / 身体組成 / 体力 / 運動機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年7月~2023年3月、A県B市にある特別支援学校に在籍する小学部7名、中学部2名、高等部2名(男子6名、女子5名)の11名のダウン症児を対象に調査を行った。 既往歴、現病歴ともに心疾患が最も多かった。身体測定では、身長の平均は男子-2.9SD、女子-2.4SDであった。肥満度の平均は男子+10.7%、女子+19.6%であった。肥満に該当した者は4名(36.3%)であった。体力・運動機能の特徴では、男子の握力は、一般児の平均を下回り、一般児の平均を超えた者は13歳男子1名であった。女子の握力では、一般児の平均を超える者はなかった。男子の長座体前屈では、一般児の平均を超える者はなく、女子は個別性があるものの一般児の平均を超える者が3名であった。運動機能測定にて開眼片足立ちができた者は、小学部から学校や家庭にて様々な運動経験のある中学部の男女2名であった。運動実施状況、スクリーンタイムについては、学校の部活動に加入している者は男子2人、女子は該当者がみられなかった。スクリーンタイムは、1時間以上2時間未満は男子3名(27.3%)、女子2名(18.2%)、2時間以上3時間未満は男子3名(27.3%)、女子1名(9.0%)、3時間以上は女子2名(18.2%)であった。 男女ともに一般児の平均身長を上回る者はなく、低身長に留まる傾向がみられた。肥満度が20%以上に該当した者は4名、全体の 36.4%であった。男子の肥満度は個人差が大きく、女子の肥満度は、年齢とともに高くなる傾向がみられた。ダウン症児は体力、運動能力が低いとされる一方で、低学年からの様々な運動経験は体力や運動能力を高めることが示唆された。ダウン症児の運動支援には、健康特性を理解するとともに、発達段階に適した運動機能を高めるための積極的な運動指導を検討していく必要性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は、11名を対象に質問紙調査および身体組成測定を行った。参加者が予定者数より下回ったたため、2024年度は、引き続きリクルートおよび調査を行う予定である。 2023年度のデータについて、日本アダプテッド体育・スポーツ学会および、宮崎県小児保健学会にて発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、引き続き参加対象者のリクルートおよび調査を行うとともに、調査結果をもとに、運動プログラム内容を検討していく。
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Causes of Carryover |
2024年度から、研究者の研究機関の移動に伴い、研究体制に変更が生じため。
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