2023 Fiscal Year Research-status Report
高齢入院患者への適切な医療・ケア提供に向けた簡便で正確な非侵襲的栄養評価法の提案
Project/Area Number |
22K11191
|
Research Institution | Seijoh University |
Principal Investigator |
窪 優太 星城大学, リハビリテーション学部, 講師 (90836008)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 大貴 奈良学園大学, 保健医療学部, 助教 (00827280)
萬屋 京典 星城大学, リハビリテーション学部, 講師 (60908317)
藤井 啓介 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 准教授 (70797381)
則竹 賢人 日本福祉大学, 健康科学部, 助教 (90962796)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 栄養 / 高齢者 / 入院患者 / 体組成 / Phase angle / 生体インピーダンス法 / 回復期リハビリテーション病棟 |
Outline of Annual Research Achievements |
入院されている高齢者にとって,栄養不足の状態は身体の回復を阻害する.そのため,栄養状態を適宜確認し,必要に応じて栄養状態を回復させる対策をとる必要がある.しかしながら,現在栄養状態を確認する方法は,痛みを伴う血液検査を行うか,正確性に課題があるとされているアンケートによる検査しか存在していない. そこで本研究では,痛みを伴わず,正確に栄養状態を把握できる方法を開発する.具体的には,体に微弱な電気を流して得られる値を用いて栄養状態を評価をする方法である. 本研究では,これまで集めたデータに新たに収集するデータを加えて上記の目的が達成できるよう研究を進めている.新たに収集するデータは2022年度より収集を開始した.データ収集の対象者は,回復期リハビリテーション病棟に入院している高齢患者であり,疾患は問わない.2023年度では新たに収集したデータを含めて,250名以上のデータが集まっている状況である. 2023年度の研究活動として,これまでに集まったデータの一部を分析し,学会での発表ならびに論文執筆を行った.2023年度に行った分析は,足を骨折した患者に限定したものであった.学会発表では建設的な意見をいただくことができた.論文に関しては,学術誌に掲載されることが決まった.しかしながら,2023年度に報告した内容は十分なものとは言えず,2024年度もデータ収集を継続し,より詳細な分析を行い,学会発表ならびに論文の執筆を行う予定である.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の院内感染ならびにデータ収集担当者の異動が生じたため,十分なデータ収集が行えなかった.
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度はデータ収集協力者を新たに増員した.また,現在データ収集に協力していただける施設を探している. データ収集を継続し,分析を行ったうえで,学会報告や論文執筆を進めていきたい.
|
Causes of Carryover |
人件費が想定していたよりも少なかった.この要因はCOVID-19の院内感染によってデータ収取が滞ってしまったこと,データ収集協力者の異動によりデータが収集できなかったことがあった. 本年度は,データ収集協力者を増やし,十分なデータが収集できるようにすでに対策済みである.
|
Research Products
(2 results)