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2022 Fiscal Year Research-status Report

地域で暮らす精神疾患のある女性患者を対象とした化粧支援アプリの開発

Research Project

Project/Area Number 22K11236
Research InstitutionUniversity of Shizuoka

Principal Investigator

近藤 美保  静岡県立大学, 看護学部, 助教 (40566064)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永谷 実穂  静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (10369548)
篁 宗一  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (60362878)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2026-03-31
Keywords化粧 / 精神疾患 / 地域生活定着支援
Outline of Annual Research Achievements

本研究は研究Ⅰにおいて、プログラム開発に関する事前調査、アプリケーション開発を行う。2022年度は、看護師が行う化粧を用いたケアに関する研究について調査するため文献レビューを行った。
文献検索には医学中央雑誌Web版を使用した。キーワードは、「化粧」「患者」「看護」にて、会議録、レビューを除く原著論文161件を分類した。うち、化粧ケアを用いて患者と関わったことの記述がある文献について分析対象とした。看護師が行った化粧ケアは、エンゼルケア(死後のケア)、精神科患者への化粧を用いた集団ケアや個別ケア、高齢者や認知症患者へのレクリエーションやリハビリテーション的ケア、疾患による外観上の変化を抱える患者を対象としたアピアランスケア、整形外科患者を対象とした入院中の化粧使用による変化を調査した内容、上記のカテゴリーに分類された。次に、精神症状をもつ対象への調査について、看護師が化粧ケアを用いることで得られた効果について述べている内容を、化粧ケア効果の感覚として分析した。効果の測定方法には課題があるが、看護師の観察をもとにした効果は、化粧プログラムの開発に役立つと考える。
上記文献の他に、入院中の患者の化粧に関する調査はあったが、地域で生活をする精神疾患を有する方の現状や化粧ニーズに関する調査は現段階では見つからなかった。患者のニーズ調査実施にむけて、精神疾患を持つ患者にとっての化粧とは何かを明らかにするため引き続き文献レビューを行う。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

地域で暮らす精神疾患を有する者の化粧の特徴、課題について、当初の計画では、インタビュー調査を予定していたが、先行文献を用いた文献レビューに時間を要しており実施ができていないため、予定よりやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

予定では地域で暮らす精神疾患を有する対象と、デイケア・在宅支援をする専門職者へのインタビュー調査を予定していたが、調査対象の規模を広げ、アンケート調査による化粧に関するニーズと実態調査への変更を検討している。

Causes of Carryover

アプリ開発の準備段階で購入を次年度以降に見送ったため、次年度使用額が生じた。
文献レビュー、ニーズ調査を進めて、アプリ開発につなげていけるよう内容を検討していく。脳血流測定用のモニター購入についても検討する。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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