2022 Fiscal Year Research-status Report
子育て期の女性の就業意欲低下を防ぐ支援方策の開発-子育てと仕事の両立実現のために
Project/Area Number |
22K11274
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
和田 直子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 講師 (60646644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 洋 新潟医療福祉大学, 看護学部, 教授 (20440472)
宇田 優子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 教授 (70597690)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 後回し / 生活習慣 / 健康管理 / 就業意欲 / 健康状態 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、母親の具体的な後回しの生活習慣の実態調査を行った。2022年11月24日~11月25日、未就学児を抱えながら仕事をしている女性を対象にweb調査を実施した。その結果、1,910名の女性から回答が得られ、計4,394個の後回しの生活習慣の項目を回収することができた。4,394項目のうち最も割合が高かった生活習慣は運動不足(時間がない、気力がない)であった。次いで、食生活の悪化(早食い、食べない、不規則な食事時間、栄養バランスが悪い、子どもの残り物、レトルト食品、間食、暴飲暴食など)、受診できない(時間がない、子連れでは受診できないなど)、睡眠不足(育児・家事のため寝る時間を確保することができない、睡眠リズムの乱れ、睡眠の質の低下など)の順であった。2022年度は今後の調査につながる基礎データが得られたため、2023年度以降に健康状態と就業意欲の実態を調査し、これらの結果と後回しの生活習慣との関連を分析していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通りに調査を行っている。2022年度の調査で得られたデータは、2023年度以降のweb調査につながる基礎データであった。そのため2023年度に予定しているweb調査についても、web調査会社との打合せが終了次第、すぐにでも開始できる状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に行った後回しの生活習慣の実態について、分析が終了次第、国内誌への投稿を進める。また分析が終了次第、分析を結果を用いた次のweb調査に着手する。具体的には、後回しの生活習慣が、健康状態や就業意欲と関連しているか否かを調査する予定である。
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Causes of Carryover |
2022年度に行ったweb調査は、当初計画より安価に実施することができた。2023年度に予定しているweb調査は、2022年度に行った調査より規模を拡大して行うため、余剰分を2023年度調査にあてる予定である。
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