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2023 Fiscal Year Research-status Report

前頭連合野機能向上リハビリテーション時の反応特徴に応じた脳機能的背景の解明

Research Project

Project/Area Number 22K11295
Research InstitutionKyorin University

Principal Investigator

竹田 里江  杏林大学, 保健学部, 教授 (10381279)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福長 一義  杏林大学, 保健学部, 教授 (30366405)
大貫 雅也  杏林大学, 保健学部, 助教 (30759775)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords前頭連合野 / 認知機能 / 光トポグラフィー / 動機づけ
Outline of Annual Research Achievements

認知リビリテーションでは、日常生活に汎化が可能で、動機づけを高めながら認知機能にアプローチすることが重要であるといわれている。そこで我々は、ワーキングメモリ、注意、発散的思考の改善を促し、個人の能力や興味、関心にテーラーメイドできる前頭連合野機能向上のためのリハビリテーション(目的志向的遅延反応課題:以下、G-DR課題)を開発した。これまでに統合失調症、認知症などいくつかの疾患においてG-DR課題の効果を検証し、認知、情動面、日常生活面での改善に加え、妨害刺激への興味深い反応を認めた。
そこで本研究では、近赤外線分光法(near-infrared spectroscopy:以下、NIRS)を用いてG-DR課題の特性や妨害刺激呈示による脳活動の部位、活動の強さ、パターンの変化を検討することを目的とした。これによって臨床的変化の要因や効果的な関わりを推定する際の脳機能的見地からのエビデンス構築を目指すことを目標とした。
本年度は、妨害刺激に応じたG-DR課題の修正案を、実際の実験に反映させる作業を実施することを目標とした。実施結果として、実際に作業を進めることで、課題に新たな改善点、変更点があり、修正作業に時間を要する結果となった。また、昨年度の予備実験から得られた修正点に対して、測定機器、周辺機器の調整や整備を行う予定であったが、課題との連携作業が予想よりも難航し、検討時間を要する結果となった。しかし、修正ポイントの目途はつき、今後実施すべき課題は明確化することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

課題プログラムの修正に時間を要した。また、測定機器、周辺機器と課題との連携作業にも時間を要した。

Strategy for Future Research Activity

次年度は、妨害刺激に応じたG-DR課題の修正を行い、測定機器や周辺機器との連携を完了することを目標とする。それによって、本実験の環境を整え、脳活動の記録、解析を行うことで、臨床的変化の要因や効果的な関わりを推定する際の脳機能的見地からのエビデンス構築に繋げていく。

Causes of Carryover

今年度は課題の修正が完了しなかったため、次年度に繰越金が生じた。次年度は、課題の修正および調整費用として支出予定である。また、新型コロナの状況を見極めながら、学会参加を検討していく予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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