2022 Fiscal Year Research-status Report
慢性痛と腸内細菌叢、および血中PGC1αの関連と集学的治療の効果に関する研究
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22K11316
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
矢吹 省司 福島県立医科大学, 保健科学部, 教授 (00260779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 里織 福島県立医科大学, 保健科学部, 助教 (00803660)
錫谷 達夫 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40196895)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 慢性疼痛 / 腸内細菌叢 / 集学的治療 / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
「目的」 本研究では、1)慢性痛の病態に腸内細菌叢の異常(特に多様性や分布の異常)が関与するか否かを明らかにする。2)慢性痛に対する多職種が関与する集学的治療(運動療法、心理療法、食事療法、および患者教育を含む)を行って慢性痛と腸内細菌叢の異常の変化を明らかにする。そして3)集学的治療前後での血中PGC1α(Human Peroxisome Proliferator Activated Receptor Gamma Coactivator 1 Alpha)、慢性痛、および腸内細菌叢の異常との関連を明らかにする。これら3つを明らかにすることを目的としている。 「研究計画と実績」 慢性疼痛センターを受診した患者に対して、1)初診時に器質的疾患に関する診断を行う(身体的評価)。その後、痛み関連の質問表への回答(QOL評価、心理的評価)、理学療法士による身体機能検査(身体的評価)、臨床心理士による心理面接を行う(心理的評価)。管理栄養士は、食事内容に関する質問表を調査する。同時に便を採取するように容器を渡して次回受診時に持ってきてもらう。身体的異常のスクリーニング検査で血液検査を行う。この一部を使用して血中PGC1αの検査を行う。 これらの計画に対して、令和4年度の実績としては、1)倫理委員会に研究計画書を提出し、承認を得ることができた。2)UMIN症例登録を行なった。3)患者からのデータ収集と集学的治療を開始できた。腸内細菌叢の解析と血中PGC1αの計測はある程度数が集まった時点で一斉に解析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の研究実施計画は以下のとおりである。慢性疼痛センターを受診した患者に対して、1)初診時に器質的疾患に関する診断を行う(身体的評価)。その後、痛み関連の質問表への回答(QOL評価、心理的評価)、理学療法士による身体機能検査(身体的評価)、臨床心理士による心理面接を行う(心理的評価)。管理栄養士は、食事内容に関する質問表を調査する。同時に便を採取するように容器を渡して次回受診時に持ってきてもらう。身体的異常のスクリーニング検査で血液検査を行う。この一部を使用して血中PGC1α(Human Peroxisome Proliferator Activated Receptor Gamma Coactivator 1 Alpha)の検査を行う。 これらの計画に対して、令和4年度の実績としては、1)倫理委員会に研究計画書を提出し、承認を得ることができた。2)UMIN症例登録を行なった。3)患者からのデータ収集と集学的治療を開始できた。 今後は、症例のデータ収集を継続していけば自ずと結果は出てくるような状況になったと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の研究実施計画は以下のとおりであり、変更はない。慢性疼痛センターを受診した患者に対して、1)初診時に器質的疾患に関する診断を行う(身体的評価)。その後、痛み関連の質問表への回答(QOL評価、心理的評価)、理学療法士による身体機能検査(身体的評価)、臨床心理士による心理面接を行う(心理的評価)。管理栄養士は、食事内容に関する質問表を調査する。同時に便を採取するように容器を渡して次回受診時に持ってきてもらう。身体的異常のスクリーニング検査で血液検査を行う。この一部を使用して血中PGC1α(Human Peroxisome Proliferator Activated Receptor Gamma Coactivator 1 Alpha)の検査を行う。 これらの計画に対して、令和4年度の実績としては、1)倫理委員会に研究計画書を提出し、承認を得ることができた。2)UMIN症例登録を行なった。3)患者からのデータ収集と集学的治療を開始できた。 今後は、症例のデータ収集を継続して、ある程度(30例程度)データが集まった時点で次世代シークエンサを用いた腸内細菌叢の解析と血中PGC1αの解析を行なう。
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Causes of Carryover |
【理由】1、研究に使用する検査キットの使用期限が短いため、初年度に購入する予定を、都度購入に変更した。 2,新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、研究者の検体採取施設訪問を控えた。 【使用計画】1,引き続き、都度購入を行っていく。 2,定期的に研究者の検体採取施設訪問を行い、検体の確認と回収を行い、解析を進める。
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