2022 Fiscal Year Research-status Report
脳幹への直接刺激を用いた嚥下リハビリテーション法の確立
Project/Area Number |
22K11342
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
青山 公紀 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (10597818)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植木 美乃 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40467478)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 嚥下リハビリテーション / 脳幹直接刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は脳幹損傷による球麻痺等、嚥下反射惹起自体が減弱してしまう病態に対し、経頭蓋電気刺激(transcranial electric Stimulation:tES)を用いて脳幹に位置する嚥下パターン中枢(central pattern generator:CPG)を直接賦活化することで、生理的な神経機構に立脚した新たなリハビリテーション法の開発を目指すものである。 最終的にはこうした脳幹に対する非侵襲的直接刺激によるリハビリテーションの優位性を明らかすることで、嚥下反射を生じるネットワークの各部位を強化し、どの様な疾患にも応用可能な普遍的な嚥下リハビリテーション法を開発したいと考えている。 研究の開始にはtESの機器の納入が必須であったが、輸入品である為国際情勢の影響及びCOVID-19の影響で当初の予定より入荷が大幅に遅延し、その為研究の開始が遅延することになった。またCOIVD-19による面会制限や診療制限もあり、対象者のリクルートに予想以上の制限が加わることとなった。 現在は機器も揃い研究体制の構築が完了したが、研究開始までに時間がかかった分、より効果が期待できる刺激プロトコルのブラッシュアップに時間を費やした。現在は機器も安定し、プロトコルも確定したこと、更にCOVID-19が感染症5類に区分変更され様々な制約が外れることから、症例の登録が進みやすくなると考えている。現時点ではまだ十分なデータは得られていないが、今後進捗を加速させるべく研究を進めていく方針である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究の開始にはtESの機器の納入が必須であったが、輸入品である為国際情勢の影響及びCOVID-19の影響で当初の予定より入荷が大幅に遅延し、その為研究の開始が遅延することになった。またCOIVD-19による面会制限や診療制限もあり、対象者のリクルートに予想以上の制限が加わることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究開始までに時間がかかった分、より効果が期待できる刺激プロトコルのブラッシュアップに時間を費やした。現在は機器も安定し、プロトコルも確定したこと、更にCOVID-19が感染症5類に区分変更され様々な制約が外れることから、症例の登録が進みやすくなると考えている。現時点ではまだ十分なデータは得られていないが、今後進捗を加速させるべく研究を進めていく方針である。
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Causes of Carryover |
国際情勢及びCOVID-19の影響により、予定していた経頭蓋電気刺激装置の納入時期が遅延した為、予定より研究の進捗が遅延することとなった。その為データが予定通りに集まらず、学会発表などが困難になったことから予定していた支出額に差が生じた。今後はデータの集積が進み次第積極的に発表を行い、成果を還元するべく研究を進めていきたいと考えている。
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