2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of a simple screening test aimed at preventing the progression of oral frailty in the elderly.
Project/Area Number |
22K11411
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Research Institution | Meirin College |
Principal Investigator |
田中 みか子 明倫短期大学, 歯科技工士学科, 教授 (20361909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 一浩 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70379080)
山村 健介 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90272822)
木下 美香 明倫短期大学, 歯科技工士学科, 助教 (80840313)
伊藤 圭一 明倫短期大学, 歯科技工士学科, 准教授 (60389955) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 咀嚼能力検査 / オーラルフレイル / 高齢者 / 早期診断 / 市販食品 / 義歯 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画に従い咀嚼能力検査の試行1回目を行った。被験食品は、市販のかまぼこ6品とし、厚さ10㎜にカットした上で中央で半切し扇型状にして用いた。本研究では、家庭や介護施設で、高齢者本人や家族、介護職人が簡便に実施し、評価も簡便に行うことができる検査方法を開発することを目的としていることから、可能な限り市販のかまぼこに複雑な加工を加えずに検査を行うこととした。 10㎜厚のかまぼこを半切したところ、それぞれのかまぼこのサイズが異なっていたため、幅径は2.4~2.8㎜、高径は2.0㎜~2.7㎜であり、重量は最小のもので4.70g、最大で9.47gとなった。これらの食品を被験者2名で8回咀嚼と10回咀嚼を行い、従来のグミゼリーの咀嚼試験のスコア法を用いて評価し、味や咬断しやすさ、数を数える場合の数えやすさも評価した。設定した咀嚼回数についてはこれまで行ってきた予備実験の結果から8回と10回とした。 その結果、味はどの食品も問題がなかったが、食品によっては弾力が強く咬もうとすると咬合面からすべって逃げるもの、逆にやわらかすぎて溶けてしまい嚥下を誘発してしまうものもあり、とくに弾力が小さく軟らかいものは被験食品として不向きであると判断し、今後の実験では除外することとした。グミゼリーのスコア法との対照では、8回咀嚼がスコア4~5,10回咀嚼が5~6に相当したため、8回と10回の咀嚼回数は適切な回数であると考えられた。しかし、かまぼこ咀嚼では細かい食片が出るため、数えるという評価法が困難であることも明らかとなった。したがって今後評価法を再度検討するとともに、弾力が強く咀嚼により細かい食片が出ない食品を模索し、試験食品の大きさ・形態、咀嚼回数、評価方法を検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、研究分担者の交代があったことなどから、引継ぎに時間がとられ、当初の計画よりもやや進行が遅れてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度は当初の研究計画どおりに進行しなかったが、新年度から新しい研究分担者と、さらに研究補助者の協力を得ることにした。当初の研究計画に追いつくよう研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
初年度の研究が計画通りに進まなかったため、研究発表や情報収集なども行わなかった。そのため旅費の支出がなく、また購入する予定の備品も購入しなかった。今年度は研究計画に追いつくため、実験に使用する消耗品や備品を購入し、また情報収集のための旅費を使用する予定である。また円滑に研究を進めるために研究補助者を雇用することととした。
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