2023 Fiscal Year Research-status Report
Research on new respiratory physiotherapy in respiratory disorders about amyotrophic lateral sclerosis
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22K11412
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
寄本 恵輔 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 病院 身体リハビリテーション部, 理学療法士主任 (30754824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 大輔 東海大学, 医学部, 講師 (30784194)
水野 勝広 東海大学, 医学部, 教授 (50327649)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / 肺容量リクルートメント療法 / 呼吸理学療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、当センターにおけるLVRTの長期実施がALSの呼吸機能と生存に与える影響とその安全性について明らかにすることであり、2019年2月~2023年8月に当センターで理学療法を行ったALS患者114例のうち、LVRTを実施した77名から本研究の組入基準(胸部CTで気胸や肺気腫がない等)を満たし、同意を得た24例を対象として3年間の経過を追っている。 方法としては、LVRT前(Baseline)、LVRT後(LVRT導入2-5日後)、LVRT導入3,6,12,18,36カ月後に評価を行う。評価は、ALS機能評価スケール(ALSFRS-R)、Barthel Index(BI)、Oral Secretions Scale(OSS)、努力性肺活量(FVC)、咳ピークフロー(CPF)、最大強制吸気量(MIC)、MICを用いたCPF(MIC-CPF)、LTを用いた最大強制吸気量(LIC)を測定する。 検討項目として、対象の最終評価日までの有害事象(気胸)について調査する。次にBaselineからの各評価日で有意な変化があるかを検証するため各患者の変化率を算出し平均変化率についてウィルコクソンの符号付き順位検定を行う。さらにLVRT導入12カ月後の生存の関連性を明らかにするためBaselineと最終評価の変化率についてロジスティック回帰分析を用いて、生存(生存=1、死亡=0)を従属変数とし、変化量および変化率を独立変数としてモデルを構築、各臨床評価指標の係数を推定、また、係数の指数関数を算出し、各指標の生死に対する相対的な影響を評価する。 現在、基礎統計及び統計解析を行っており、本年度に複数の学会で発表を行い、論文化を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
コロナの影響もあり、当初予定の組み入れ対象が少なかったが、2019年2月~2023年8月に当センターで理学療法を行ったALS患者114例のうち、LVRTを実施した77名から本研究の組入基準(胸部CTで気胸や肺気腫がない等)を満たし、同意を得た24例を対象とすることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の効果について、短期効果は第61回日本リハビリテーション医学会、長期効果は第21回日本神経理学療法学会で発表する予定。その後、今年度中に論文化にする予定。また、画像評価できた症例についてはケースレポートを報告する。
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Causes of Carryover |
国際学会への参加、論文投稿にかかる費用とした。
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Research Products
(11 results)