2022 Fiscal Year Research-status Report
嚥下反射中の舌骨上筋群磁気刺激を併用した嚥下手技の研究
Project/Area Number |
22K11462
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Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology |
Principal Investigator |
加賀谷 斉 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 部長 (40282181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 斉子 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (40319265)
稲本 陽子 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (70612547)
青柳 陽一郎 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (30286661)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 摂食嚥下障害 / 磁気刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
摂食嚥下障害では咽頭期,すなわち嚥下反射中の障害が多いことから,嚥下反射中に行われる複数の嚥下手技が考案されている.嚥下反射時には舌骨・喉頭が挙上し,上部食道入口部が弛緩することで食塊を咽頭から食道へと送り込むが,摂食嚥下障害患者では嚥下反射に伴う舌骨・喉頭挙上が障害されることが多く,舌骨上筋群など舌骨・喉頭挙上筋に対する電気刺激療法の有効性がメタ解析でも得られている.しかし,オトガイ下に表面電極を貼付して行う舌骨上筋群への電気刺激では疼痛の問題から十分な強度の刺激を与えるのは容易ではなく,男性では電極設置のための毎日の髭剃りなど準備に時間を要するという問題点があった.われわれは電気刺激の代わりに磁気刺激を用いた舌骨上筋群の磁気刺激法の実用化に世界で初めて成功した.さらに,嚥下反射中に磁気刺激を同期させることも可能にした.そこで,われわれは嚥下反射中に行われる既存の嚥下手技が嚥下反射中の磁気刺激併用により,効果を高めることが可能かどうかの研究を予定している.当該年度では研究者の異動により,特定臨床研究の変更申請を行ったが,認可されるまでに長期間を要した.また,異動先での研究に必要な物品の整備も行った.ようやくjRCTに公開され研究開始可能になったが,病棟にCOVID-19のクラスターが発生するなど予定外の事態が生じため,実質的な研究を行うことは困難であった.2023年5月からCOVID-19は5類に移行したため,研究を継続していく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究者の異動のために特定臨床研究の変更申請が必要であったこと,また,研究に必要な物品の整備も必要であった.さらに,病棟にCOVID-19のクラスターが発生するなど予定外の事態が生じた.
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Strategy for Future Research Activity |
健常成人と摂食嚥下障害患者を対象に,Mendelsohn手技と磁気刺激の併用効果についての研究を進めていく.
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Causes of Carryover |
特定臨床研究の変更申請や,COVID-19のクラスターのために研究の進捗が遅れたため. 主に物品費として使用していく.
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Research Products
(17 results)