2023 Fiscal Year Research-status Report
Carbohydrate intake strategy for para-athletes with spinal cord injury during sports activities
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22K11529
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
横山 久代 大阪公立大学, 都市健康・スポーツ研究センター, 教授 (10647829)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 美輪子 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 特任助教 (10793557)
本宮 暢子 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 特任教授 (70864586)
弘原海 剛 関西大学, 人間健康学部, 教授 (90248162)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | パラアスリート / 糖質飲料 / 上肢エルゴメータ / 運動負荷試験 / 最大酸素摂取量 / 脂肪酸化率 / パラチノース |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引続き、運動開始直前の糖質摂取が運動パフォーマンスならびに運動時の糖・脂質代謝に及ぼす影響に関する試験を実施した。今年度はパラアスリート7例ならびに健康対照8名を対象とした試験を実施し、総計17名の対象者に対する試験を終了している。今後、試験データから運動負荷試験中の最大脂質酸化率をグラフィックソフトを用いて求め、試験中の血液生化学データと共に解析し、運動負荷中の仕事率、パフォーマンス、疲労度などに及ぼす糖質摂取の効果について糖質の種類毎に分析する。 また、2024年度は持続グルコースモニタリングの手技を用いて、パラアスリートの競技中の血糖変動を調査する予定であるが、研究分担者と共に持続グルコースモニタリング手技の習得を行い、数名のパラアスリートで実際に試験的にモニタリングを実施し、モニター装着の際の注意点や対象者への説明方法、モニタリング結果の解釈方法について確認した。さらに、結果の分析のためのアウトカム設定を行った。 また昨年度より、本試験に先立ち予備試験として、上肢エルゴメータを用いた運動負荷試験の妥当性を検証するための試験を継続して実施してきた。その結果、上肢エルゴメータを用いた運動負荷試験で求めた最大酸素摂取量や、心拍数に対する酸素摂取量は、上肢のトレーニング状態にかかわらず下肢エルゴメータによる運動負荷試験で求めた場合に比べ、過小評価されることが示唆された。これらの研究成果について国内学会シンポジウムならびに欧文誌にて報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
パラアスリートに対する運動負荷試験を終了し、今年度はひきつづき持続グルコースモニタリングの手法を用いた競技中の血糖変動に関する調査を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
運動負荷試験に参加したパラアスリートを参加候補者として、今年度はひきつづき持続グルコースモニタリングの手法を用いた競技中の血糖変動に関する調査を実施し、競技前に摂取した糖質飲料がゲームパフォーマンスに及ぼす影響について研究を進める。
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Causes of Carryover |
次年度使用額は、2023年度末~2024年4月に実施した試験に要した被験者謝金、血液検体生化学分析委託費、看護師派遣業務委託費として2024年度初めに支出予定である。2024年度分として請求した助成金は、最終年度の研究計画として予定されていた、競技中のグルコースモニタリングにかかる費用と成果発表にかかる費用に充てる予定である。
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Research Products
(6 results)